システム維持・保守は歯科医の業務に似ているという話
最近、歯の治療のため、歯科医に通っていた、ふもです。
治療中にふと思ったので書き留めておこうと思います。
お客さん=ユーザーさん
歯=運用中のシステム
歯茎の腫れ=エラーや警告
悪い歯並び=スパゲッティコード
歯の矯正=リファクタリング
虫歯=バグ
親知らず=仕様バグ
被せ物が取れた=修正ミス・デグレード
- 当時治療した歯医と違う歯医にかかるとか、システム開発でいうところの、別会社への修正依頼と一緒
差し歯・入れ歯=一部の機能を作り直し(一からコードを書く)
総入れ歯=新システム構築
虫歯治療=バグ改修
治療後の一週間=初動確認
麻酔=システム停止時間
歯のクリーニング=リファクタリング
歯磨き=ログ監視・データパッチ
治療の際、お客さんの歯を傷つけない=改修の際、運用中のシステムを壊さない
簡単には入れ歯にできない、段階を踏んだ治療を行う=バグ改修で済むならそれを行い、手も足も出ない状況になったら総書き換え
歯以外の部分を傷つけない(唇とか舌とか)=他の外部システムとのインタフェースを壊さない
はーい、口を大きく開いて下さ〜い=要件定義・ヒアリング・影響範囲の見極め
レントゲン写真撮影=システムの解析・影響範囲の見極め
はーい、うがいして下さ〜い=ユーザーテスト
いかがでしょうか?
あなたがシステム維持・保守担当者さんなら、歯医者さんになった気持ちでシステムに向き合ってみると面白いかもしれません。
あなたがシステム開発者なら、なるべく治療せずとも、長く使っていけるシステムを仕上げるよう心がけて下さると助かります。
レッツ80・20!