技術者としては、オープンソースライブラリの方がはるかに使いやすいのに、低レベルなSIerのフレームワークのAPIを覚えるのが苦痛だ。
オープンソースのライブラリならば、どこに行っても通用するのに。
経験上SIerの俺様フレームワークほど最悪なものはない。必ず痛い目に合っている。
フレームワーク自体のレベルが低い、他で通用しないというのはもちろん、特定SIerの俺様フレームワークなど知っている人はまず居ないので学習コストが高く、プロジェクト途中で助っ人を呼んでもフレームワークの勉強から始めなければならず効率が悪い。オープンソースフレームワークならば、助っ人がそのフレームワークを知ってる可能性も期待でき、すぐに、容易にコードを追うことができる。
フレームワークのもう一つの役割は、フレームワークの流儀に沿うことでルールを共有し、コミュニケーションコストを減らすことだ。誰も知らないフレームワークを使えばルール共有のためだけにコミュニケーションコストが発生する。これはプロジェクトメンバが増えるほど問題になる。
フレームワーク自体に問題があった場合も最低だ。オープンソースならば自分で直すのも良し、バグ報告して直してもらうのも良し。しかしSIerフレームワークの場合、契約上の問題でフレームワーク自体を修正できなかったり、そもそもソースが無いので修正不能だったりする。バグ報告しても修正は期待できない。非常にダーティな手段でバグを回避するしかなくなり、ソースコードの保守性がどんどん下がっていく。