JR 西日本、関西本線、関駅のホームからの眺めです。山の中で桜がぽこんぽこんと咲いているのが見えました。この駅を降りて、てくてく歩いて行くとそこに現れるのは東海道五十三次四十七番目の宿場町、関宿です。
逆光。
そして、早朝なので、基本的にしーんとしていました。
古い町家がずらりと現存していて、とってもきれいな町です。ほんとにほんとに歩くだけでどきどきしました。
ちょっと高いところから見てみると、こんな感じです。
昔は、この大きくカーブした道を人びとが小走りで駆けたり、宿で汗を流したり、
ごはん食べたり、お酒飲んだり、笑ったり、喧嘩したり、酔っ払って階段から落ちたりしたのでしょうねえ。
ここまで来ればお伊勢さんまではあともうひとがんばり。でも、ここで帰っちゃう人なんかもいたのでしょうか。
そんなこんなを考えつつ、電車に乗り遅れるのが恐ろしかったので、ざべすたちも江戸時代の旅人のように小走りで関宿をあとにしたのでした。
おひるごはんは駅で買ったお寿司にしました。たまごがいっぱい入っていて、おいしかったです。
最後の探訪先は桑名です。三重県の北端、木曽三川の河口にして伊勢国の玄関です。お目当てはこちらです。
諸戸清六さんという実業家のおうちだったそうです。
こういう風に、
洋風建築と和風建築がドッキングしていて、見る角度で全然違う様相になるおうちです。映画『お嬢さん』もここでロケしたそうです。
ざべすはこの映画、雨子のお膝で見て、時々「見ちゃだめ」って両目をふさがれたので所々よくわからなかったのですが、痛快だと思いました。
まずは和館です。
映画に出てきたかもしれません。
ここで結婚写真撮っている人たちがいて、お庭からの陽光を受けてきらきらしていました。
そしてこの、洋館の塔部分なのですが、
中はこうなっています。
まるいです! まんまるでとってもすてきです。
だがしかし、これ以上は登れないのです。
この階段、ざべすたちは登れるのですけど、雨子たち人間は登れないのでした。とっても残念そうでした。
気を取り直して、ほかのお部屋を見てみましょう。


確実に『お嬢さん』に出てきたと思われるお庭がこちらです。
りっぱなおうちでした!
ざべすはもらえるとしても、塔部分だけでいいです。それかサンルーム。
これからもここで映画やドラマの撮影があったらいいなと思います。そしたらざべすも映画館でこのおうちが見られるからです。
この後ざべすたちはおんもをお散歩して、桑名名物アイスまんじゅうを食べたり、
地域のさくらまつりに紛れ込んだり、


やみくもに商店街を歩いたり、
喫茶店でおいしいプリンを食べて、店員さんに親切にされたり、
いろんなことがありましたが、最終的には新幹線に乗って
帰ってきました。
楽しかったあ。
腕がちぎれるほど振って「さよなら、また来るからね」って言いました。
おうちに帰ってきて、おみやげを広げてみるとちょっぴり淋しくもなったけれど、結局はうれしい気持ちです。
ざべす、やっぱり旅行が大好きです。
🚄 おしまい 🚃