言語ゲーム

とあるエンジニアが嘘ばかり書く日記

Twitter: @propella

オフ会で『のびのび TRPG』をプレイした

年末に大阪で双子が利用しているオンラインフリースクールのオフ会があった。長女は最近心の調子が悪く参加を渋ったが、次女が楽しみにしているのでなだめすかして何とか連れて行った。

初日は中学生の参加者が考えてくれた「電車ゲーム」に次女だけ参加した。これは参加者全員で京阪の一日乗車券を購入し、サイコロの目に応じて降車駅を決定して全員で移動し、その駅でさらに交代でゲームカードを引き、その指示に従って「神社を探す」などのミッションをクリアするというゲームだ。ちょうど良い難易度で盛り上がり、普段外出を渋る次女も楽しんでいた。カードはゲームを考えてくれた中学生のお手製だし、その想像力と実行力には脱帽だった。

長女は対人不安のため電車には参加できず、オフ会拠点のお寺で待機となった。他にも二人居残り組がいたのでひとりぼっちが免れて良かった。「電車ゲーム」の帰りにスーパーに立ち寄り夕食の「すき焼き」+「しゃぶしゃぶ」の買い出し。子供達は別に用意したおにぎりばかり食べてすき焼きしゃぶしゃぶは大人用になってしまった。

二日目の昼食はお餅つきと、おかずとしてすき焼きしゃぶしゃぶの残りで豚汁を作った。そしてフリースクールの先生をゲームマスターとした「のびのび TRPG ソード」が始まった。

私も子供の頃から TRPG というゲームが存在する事は知っていた。普通のカードゲームとは違って厳密なルールは存在せず、ゲームマスター臨機応変に舞台を作り出し、各プレイヤーがそれぞれ与えられた役を演じる事でゲームが進行するという物だ。ただ、私には TRPG を遊んでくれる友人がいなかったため、代替品として「ゲームブック」で遊ぶしか無かった。その憧れの TRPG で先生が遊んでくれるという!

最初懐疑的で遠目で見ていた長女も、盛り上がっている子供達の肩越しに覗き込み、そして恐る恐る参加し始めた。そしてゲームが終盤となり「狂王」を倒す頃にはすっかり興奮してゲームの虜になっていた。さすが先生。めちゃくちゃ上手なゲームマスターではないか?!なにより、Discord 経由でしか会話できなかった長女がリアルで会話しながらカードゲームを楽しめたという事に感動した。

あとで先生に聞いたところ、先生はゲームマスターを演じるのは二回目で、本来このゲームは交代でゲームマスター役になるルールだけど、盛り上がりに欠けたので一人でやる事にしたらしい。あと大人よりも子供相手の方が全然盛り上がったという話だった。結構難しいルールだと思うのだが小学生3、4年生でも十分楽しめた。

というわけで、私にもゲームマスターができるか分からないが取り敢えずアマゾンで「のびのび TRPG マジック」というのを購入してみた。

アークライト のびのびTRPG マジック (1-5人用 30-60分 10才以上向け) ボードゲーム