何にでも使えて、味決めも簡単なのに、すっかり本格派の味を作り出してくれるめんつゆ、便利ですよね。いろんな料理に使われている方も多いと思いますが、今回はそんなめんつゆを入れると、病み付きになってしまうお手軽なレシピを御紹介します。
めんつゆのなんといっても素晴らしいところは味がやさしくなるところ。出汁と醤油とみりんと砂糖の組み合わせが生む味は、日本人にとっての食の原風景とも言えるぐらい食文化に溶け込んだものとなっています。
簡単に作れちゃうものばかりなので、ぜひ食卓に一品足したい時などに試してみてください。
1. 焼き鳥屋さんのやみつきキャベツ
材料(4人分)
- キャベツ・・・・・・・1/4個
- めんつゆ(3倍濃縮)・大さじ1
- 塩昆布・・・・・・・・3 g
- ごま油・・・・・・・・大さじ1
作り方
- キャベツをざく切りにする。
- ボウルにキャベツを入れ、めんつゆ、塩昆布、ごま油をよくもみ込んだら器に盛る。
キャベツにめんつゆをもむこむだけで、だしの旨味がしっかり味を決めてくれます。これからの季節、甘~い春キャベツにかけたらシンプルながら最高のおつまみです。キャベツは脂っこいメニューとの相性が抜群なので、めんつゆのさっぱりとした味が箸休めとしてしっくりきます。
2. まぐろの簡単めんつゆ漬け丼
材料(1人分)
- ごはん・・・・・・・・茶碗1杯分(約150g)
- A酢・・・・・・・・・大さじ1/2
- A砂糖・・・・・・・・小さじ1/2
- A塩・・・・・・・・・ひとつまみ
- まぐろの刺身・・・・・6切れ
- めんつゆ(3倍濃縮)・大さじ1と1/2
- 万能ねぎ・・・・・・・1本
- 大葉・・・・・・・・・1枚
- わさび・・・・・・・・適量
- 白ごま・・・・・・・・適量
- 刻みのり・・・・・・・適量
作り方
- まぐろの刺身をめんつゆにつけ、冷蔵庫に1~2時間置く。
- Aを合わせてごはんに混ぜ、酢飯を作る。
- 万能ねぎを小口切りにする。
- 器に(2)を盛り、刻みのりをしいて(1)を並べる。(3)、白ごまをふり、大葉、わさびを添える。
めんつゆに1~2時間つけるだけで本格的な漬け丼ができてしまいます。めんつゆはいろんなものをつけておくだけでバッチリの味に仕上げてくれる優れ物。サーモンや煮卵、もやしなんかをつけるレシピもよく紹介されています。いろんな食材で試してみてはいかがでしょうか?
3. めんつゆで簡単味決め! めんつゆすき焼き
材料(4人分)
- 牛薄切り肉・・・・・・・300g
- 白菜・・・・・・・・・・1/4株
- 春菊・・・・・・・・・・1株
- 長ねぎ・・・・・・・・・1/2本
- しいたけ・・・・・・・・4枚
- しらたき・・・・・・・・1袋
- 木綿豆腐・・・・・・・・1丁(300g)
- 牛脂(サラダ油でもOK)・適量
- Aめんつゆ(3倍濃縮)・200ml
- A水・・・・・・・・・・200ml
- A砂糖・・・・・・・・・大さじ2
作り方
- 白菜はざく切りにする。春菊は5cmに切る。長ねぎは斜め切りにする。しいたけは飾り切りをする。しらたきは食べやすい長さに切る。木綿豆腐は8等分に切る。
- 鍋に牛脂を入れて中火で熱し、牛薄切り肉を色が変わるまで炒める。
- Aを加えて煮立たせ、 (1)の野菜、木綿豆腐を加える。
すき焼きの割り下の材料は、しょうゆ、みりん、砂糖、だし汁ということで、めんつゆの材料とほぼ同じなんです。料理初心者には、割り下って聞いただけでも難易度が高く思いがちですが、めんつゆに同量の水と砂糖を足せば、簡単に割り下ができちゃいます。このやり方だと簡単にすき焼きができてしまうので、日常食としてのすき焼きを満喫してみてはいかがでしょうか?
簡単なシンプルおつまみから、ちょっと贅沢なレシピまで、めんつゆが1本あれば簡単に味が決まるので料理初心者さんも、一気に味付け上手になれるんです。調味量をいろいろ揃えるのが忙しい一人暮らしの方や、忙しい主婦の強い味方としても、めんつゆは活躍してくれます。もちろん、煮物なんかでも大活躍。1本でいろんな使い方をできるめんつゆをぜひ活用してみてください。
haru
1993年12月3日生まれ。フードコーディネータースクールを卒業後、料理家、フードコーディネーターのアシスタント経験を経て独立。フードコーディネート、レシピ開発などをさせていただいています。
編集:フードクリエイティブファクトリーhttp://foodcreativefactory.com/