新「一太郎」はビジネス表現の校正を強化 口語も正確
注目の製品使ってみました
最新版の「一太郎2021」が登場した。「同プラチナ」パッケージには、日本語変換ソフト「ATOK」の最新版だけでなく、PDFソフトやフォント17書体、9年ぶりに全面改訂された「新明解国語辞典」など、豊富なソフトやコンテンツも付属する。
ATOKは口語表現の変換精度が向上した。SNSで話しかけるようなコメントを入力したい場合も、ストレスなく変換できる(図1)。
一太郎の特徴である強力な校正機能も進化。特にビジネス文書で間違えやすい表現について、チェック項目を用意した。相手の許可を伴わない場合に「~させていただく」は不適切などの指摘をしてくれる(図2)。文書を送る相手企業名の「前株・後株」を間違えるのも絶対にやってはいけないミスだが、上場企業ならこれもチェックできる。
ポスターや会報などにQRコードを入れておくことは多いが、一太郎内でQRコードを作成できるようになった(図3)。挿入したい位置にカーソルを置いた状態で機能を呼び出し、URLを入力すればダイレクトに作成中の文書に貼り付けられる。
前バージョンでは、スマホアプリ「一太郎Pad」のメモをパソコンに取り込めたが、今回は双方向でやり取りできるようになった。一太郎Padで行頭に「#」を付けると、取り込んだ際、自動的に見出し設定され、すぐにレイアウトを整えられる。
(ライター 内藤由美)
[日経PC21 2021年4月号掲載記事を再構成]
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