なにより北浜は孤独でいることが許される街だった――。そう話すのは、ブロガーのヒコさん。転勤のために住んだ大阪・北浜の街について、当時通っていたお気に入りのお店とともに思い出をつづっていただきました。
今日も堀江には人が集まって、ファッションタウンは進化を続けている。そのことが、寂しくも、うれしい――。そう話すのは、俳優の祷キララさん。スーパーレスキュウウェアズや北極星といったご自身の思い出を通して、堀江の魅力を綴っていただきました。
「今日は阿倍野区のハシからハシまで歩きます」。そう宣言し、妻子と3人で阿倍野区の南端から北端まで歩いたのは、大阪市阿倍野区出身の編集者、藤本和剛さん。藤本一家の阿倍野区縦断にお邪魔しているような気分になれる記録を綴っていただきました。
このように色んな町の魅力に気づいた僕は、当初どうやって寺田町から抜け出そうかを考えていたのに、どうやって寺田町から出ずに快適に生きていけるかを考えるようになりました――。そう話すのは、R-1ぐらんぷり2023王者の田津原理音さん。11年間住み続けてい…
世界中いろんな所に住んだり、旅をしたりして来たが、やはりホームである日本、そして「豊中」に勝るものはない――。そう話すのは、バレエダンサーとして活躍する大久保沙耶さん。長い海外生活を経る中で考えた「ホーム」の概念、自分にとってのホームについ…
枚方市は、田舎すぎず、都会すぎずちょうど良い街です――。そう語るのはジャズ・ピアニストの西山瞳さん。大阪府の北東、京都府との境の淀川左岸に位置する枚方市。西山さんが考える街の魅力、好きなスポットをたっぷりと紹介いただきました。
堺東は堺市の中心地の一つで、飲み屋にあふれていてたくさんの好きなお店がある。そのどこで飲んだ記憶もぼくにとっては大切で愛おしいものだ――。そう語るのは、歌人の阿波野巧也さん。5年間住んだ京都を離れ住み始めた「堺東」、初めての「行きつけの飲み屋…
上新庄は淀川の向こう側ということもあり、大阪市民にさえ知名度がもひとつの、地味な住宅地だが、私にとってはそれは、限りない解放感と自由と孤独を心ゆくまで存分に味わった街だ――。そう語るのは、社会学者、小説家、立命館大学大学院教授の岸政彦さん。…
自室、スタジオ、ライブハウス、時にはそこらの公園や道端など、街のあらゆる場所で生まれ続ける音楽たち。この連載では、各地で活動するミュージシャンの「街」をテーマにしたエッセイとプレイリストをお届けします。今回執筆いただいたのは、音楽家、詩人…
中津はどこにいてもスポットライトを浴びているように感じる隣町、梅田に比べると、狭く暗くそして優しい。オフィスビルが並ぶ大通りから一本入ると、狭くて暗い路地がたくさんあって、来た者を迎え入れると同時に優しく包み隠してくれる--。そう語るのは…
生活に必要なものが手の届く範囲にある丁度よさ、人や場所がつくり出す目に見えない居心地のよさ、そして気が向いたときに川でぼーっと過ごせる環境。千鳥橋にはその3拍子がそろっていると語るのは、インディーズ出版物のセレクトショップ兼ギャラリー「シ…
がむしゃらに働いていたときには心に穏やかな時間をもたらし、母になり子どもと過ごす暮らしにも、新しい発見や楽しみを与えてくれる中之島の水辺で過ごす時間は、わたしにとってかかせないものである--。そう語るのは、フリーランスとしてプレス、PM、企…
ライターのヨッピーさんが地元である、東大阪市の布施の魅力をつづります。東野圭吾さんの『白夜行』にも登場する布施は、近鉄奈良線と大阪線が通る大きなターミナル。難波まで電車で約10分というアクセスの良好さに加え、レトロな喫茶店や居酒屋、百貨店や…
中津には、都心の近くとは思えないくらい人々の暮らしや歴史、四季の移ろいが感じられる風景がたくさんあるーー。そう語るのは事業会社で企画・広報等の仕事をしながら、個人でライター・PRとして活動する金井塚悠生さん。住んでもうすぐ5年になるという大阪…
二十代の後半から過ごす大阪の「豊中」は、短歌の「たね」がたくさん落ちている街なのだ、この場所で見聞きしていることが僕に短歌をつくらせる動機になっている--。そう語るのは歌人の岡野大嗣さん。豊中市の南端のほうから北上しつつ、ときどき東や西に…
こんな他所者根性を持つ私も、北堀江はそのまま受け入れてくれた。それが、この町の魅力かなと思う--。そう語るのは、ライターのシンテツさん。シンテツさんが人生の約半分を過ごしているという大阪の北堀江について、街の魅力、特徴、暮らしやすさについ…
関西に住み、住んでいる街のことが好きだという方々にその街の魅力を伺うインタビュー企画「関西 私の好きな街」。今回登場いただくのは、およそ30年にわたり演劇界をにぎわせ続ける俳優・演出家の伊藤えん魔さん。現在は舞台のみならずドラマや映画、怪談の…
昔からその土地の人々の暮らしを支え、コミュニティの中心にあった「銭湯」。家庭のお風呂が当たり前になった現代では徐々にその数を減らしているものの、家族代々受け継がれてきた銭湯は、今も私たちの暮らしに彩りを添えてくれる存在です。連載【まちと銭…
ライター・ヨッピーさんの出身地は大阪。観光や出張で訪れたという人はもちろん、転勤や進学などでお住まいの経験を持っている人も多いのではないでしょうか。大学生までを過ごした大阪について、ヨッピーさんは人も街も「クセ」が強いとし、「合う人には合…
著: 金そよん 夫の転勤に伴い、わたしも大阪に赴任。4年前からこの地に住んでいる。「大阪のどこに住んでるの?」と聞かれることが多く、「天満橋ってところに住んでるの」と答えると、「天満橋と天満って同じ?」て聞かれて、「天満よりも南のほうなんだよ…
著者: 山本莉会大阪に堀江という場所がある。堀江という住所はないのだけど、この一帯を指してみんなそう呼ぶ。セレクトショップやカフェ、家具店が立ち並び、SOHOなどの個人オフィスが軒を連ねる。心斎橋・難波・アメ村と隣り合っているのに、喧噪からはほ…
著者: 乾隼人 雑誌の編集者に憧れていた僕は、22歳でなんとか大阪の出版社に転がり込んだ。大阪で暮らした3年半の間に出会ったのは、扉を開くたびに違った世界を見せてくれる「酒場」の数々だった。 この街でどれくらいのグラスを飲み干し、アテを食べ、人…
取材・執筆: 吉村 智樹 関西に住み、住んでいる街のことが好きだという方々にその街の魅力を伺うインタビュー企画「関西 私の好きな街」をお届けします。◆◆◆遅咲きの落語家が選んだ「天神橋筋六丁目」「うちの最寄駅は『天神橋筋六丁目』です。このあたりに…
著: 玉置 標本 たまに安い酒場なんかで一緒に飲んだりする、スズキナオという友人がいる。30歳前後にネットでの執筆を副業としてスタートさせ、その後に退職してフリーライターとして生活しているなど、私と似た道を歩いていることもあり、勝手にシンパシー…
インタビューと文章: 小沢あや 写真:佐野円香 コミカルな歌詞をキャッチーなメロディーにのせ、若者から大人気のロックバンド「ヤバイTシャツ屋さん」。2013年に大阪で結成されて以来、幅広い世代に共感される楽曲を多数リリースしています。 ヤバTの楽曲…
著者: 日下慶太 体がむくみはじめた。夕方になるとむくみが激しくなる。はじめヨーロッパまでずっと飛行機に乗っていたかのように足がむくんだ。やがて太ももまでむくんできた。体がたぷたぷだった。寝て起きると顔がむくんで目が開けられなくなった。これ…
取材・執筆: 吉村 智樹 関西に住み、住んでいる街のことが好きだという方々にその街の魅力を伺うインタビュー企画「関西 私の好きな街」をお届けします。 ◆◆◆ 茨木は「ほどよく郊外。ほどよく都会」 「初めて茨木(いばらき)を訪れた人たちから、よく『茨…
著: 劇団雌猫 二次元、ジャニーズ、宝塚にアイドル。次元もジャンルも異なれど、オタク女子にとって趣味は人生の重要な一部。趣味を満喫するうえで、実は大切なのが「暮らす街」。オタク女子はどんなことを考え、どんなことを重視して街と家を選ぶのか? 4…
著者: 劔樹人 大阪の曇天に差した「ハロプロ」という光 私は、18歳で大学に進学した1998年から、上京する2007年まで、およそ10年間の青年期を大阪で過ごした。 その中でも、大学を卒業してからの数年間、私の暮らしの中心は大阪の天王寺・阿倍野近辺だった…
「大阪人」といえば、お笑い好きでせっかちで、粉もんばっかり食べている……というイメージを持たれがち。しかし生まれも育ちも大阪のいぬじんさんは、多くの大阪人が「外から期待されている大阪人のイメージに応えようとして無理をしている」と語ります。
著:太田尚樹 「みんな違って、みんないい」という言葉は、個性を平らな更地にならすようで嫌いだ。 なかなか埋め方が分からず、長く呆然と見つめ続けてきた心の穴も、これだけはと育ててきた自分の持ち味も、「それもありですよね」と一蹴された気になる。 …
取材・執筆: 吉村 智樹 関西に住み、住んでいる街のことが好きだという方々にその街の魅力を伺うインタビュー企画「関西 私の好きな街」をお届けします。 ◆◆◆ 大阪最大のターミナルスポット「なんば」 「なんば、大好きなんです。ざっくばらんな雰囲気が街…
取材・執筆: 吉村 智樹 関西に住み、住んでいる街のことが好きだという方々にその街の魅力を伺うインタビュー企画「関西 私の好きな街」をお届けします。 ◆◆◆ 十三で愛を育み、結婚した女性に聞く、この街の魅力 「十三(じゅうそう)には、いい呑み屋さん…
著: 吉村 智樹 夢破れ、大阪へと戻ってきた 大阪の「四天王寺」(してんのうじ)という街で暮らした期間は、わずか3年ほど。 しかしその3年間、街の路地を歩き、街の空気を吸うことで、僕はやりなおすことができた。四天王寺は僕にとって、命の恩人ならぬ、…
ベッドタウンとして発展した街 茨木市駅は阪急京都本線の駅ですが、大阪のベッドタウンとして発展している街です。 特急や急行が停車する駅となっており、兵庫や京都へのアクセスも良く通勤客だけでなく観光客も利用する路線です。JR茨木駅へも徒歩圏内でつ…
大阪駅に近い福島駅 福島駅はJR大阪環状線の駅で、大阪府の中心駅であるJR大阪駅の隣駅です。福島駅から大阪駅までは歩いても約14分で行ける距離にあります。 神戸の元町駅までをつなぐ阪神本線や、大阪第3の繁華街である京橋駅から兵庫県尼崎駅までを結ぶJR…
伊丹駅のアクセス 阪急伊丹駅は阪急電鉄伊丹線の終着駅で、並行して走っているJR伊丹駅へは東方向へおよそ徒歩14分でたどり着けます。阪急伊丹線の塚口駅まで行けば、大阪方面へも神戸方面へも行きやすく利便性の高いエリアになります。 駅周辺のスポット 阪…
高槻駅は京都府との県境を有する大阪府の北東、大阪と京都を結ぶ中間に位置し、新快速線の停車駅となっているため、大阪、京都まで15分以内と利便性が高い駅です。近隣には阪急高槻市駅もあり大阪南部へのアクセスも可能です。京都から兵庫方面へ抜ける国道1…
京橋駅は大阪府城東区・豊島区にあり、京都各地の観光地へと続く京阪電鉄と、大阪の大動脈であるJR環状線、大阪を東西に貫く市営地下鉄・長堀鶴見緑地線が乗り入れ、毎日20万人以上の乗客が行き交う駅です。また京都と大阪を結ぶ国道1号線が駅の横を走ってお…
新大阪駅はJR東海とJR西日本が乗り入れる、近畿地方の主要なターミナル駅です。在来線から東海道新幹線や山陽新幹線に乗り換えてスピーディーに全国各地へ移動できます。また大阪市営地下鉄御堂筋線も乗り入れており、大阪・京都方面へのアクセスもスムーズ…
北千里駅は、阪急千里線の始発駅です。千里ニュータウンの交通の要となっている駅の1つで、大阪市内方面だけでなく、大阪北東部や京都方面へのアクセスにも便利です。また、十三駅で乗り換えれば、神戸・宝塚方面へも容易にアクセスできます。阪急バスのター…