2008-01-01から1年間の記事一覧
■派遣切りへの批判と企業の立場 急激に業績見通しを下方修正した自動車産業等を中心に、大量の派遣労働者の解除が相次ぎ、しかも特に製造業の派遣労働者は誰が見ても、社会的弱者が多いことから、対象企業の『社会的責任』を問う意見が多くなって来ている。…
■開催概要 12月18日に開催された『「次世代交通情報を考える」ブロガーミーティング』に参加した。 12/18(木)開催「次世代交通情報を考える」ブロガーミーティングのお知らせ|アジャイルメディア・ネットワーク(AMN) タイトル:「次世代交通情報を考え…
■勢いを増すグローバリズム批判 アメリカ流の行き過ぎた資本主義、およびそれをベースとしたグローバリズムについては、近年本格的な批判論文が続出しているが、今回の経済危機でさらに活気づくことになるだろう。ただ、問題は、その代わりにどこを目指せば…
■溌剌としているマーケティング界のカリスマ 12月16日付け日経ビジネスオンラインの記事に、マーケティング界のカリスマ、フィリップ・コトラー教授のインタビュー記事が出ている。マーケター諸君、今がチャンスだ:日経ビジネスオンラインタイトルがいい。…
■インターネットサービスへの影響 今回の不況は、インターネットサービスについては、どのようにおよんで来るのだろうか。サービス供給者の側について言えば、現時点でマネタイズ出来ていない多くのサービスが淘汰されていくであろうことは、残念なことだが…
■昭和の帝国陸海軍のような組織が多くないか? 金融危機の影響は、電気産業にも及んで来ていて、昨日もソニーの全世界で8,000人のリストラというニュース(ソニー、1万人を追加削減--エレクトロニクス事業復活へリストラを断行 - CNET Japan)が話題になってい…
■リーマンショック以前までの取組み ここ2〜3年、自分の会社周辺のビジネス(IT関連)について、将来を予測し、市場を知り、停滞した状況を打破すべく、勉強をやり直して見ようと考えてきた。自分が若い頃から取組んで来たことや学んで来た事を徹底的に棚…
■『プロジェクトX』の問題点 NHKの『プロジェクトX』のプロデューサーが、万引きで検挙されたという報道があったが、それにあわせて、『プロジェクトX』という番組自体の問題点につき、池田信夫氏がブログでコメントされている。 このヘルメットのおじさんの…
■昭和三十年代主義とは 前回のエントリーで少しふれた、『スローライフ』というタームは、私としては結構気に入っていたのだが、あっというまに消えてしまった印象がある。だが、言葉自体の消長とは別に、この言葉が象徴する意識や思想はけして一時的なもの…
■『『何も選ばない』生き方のすすめ』への注目の高さ 宗教人類学者の植島啓司氏の、NB onlineへの寄稿文である、『『何も選ばない』生き方のすすめ』「何も選ばない」生き方のすすめ:日経ビジネスオンラインは、私もタイトルにひかれて読んでみて、大変面白…
■web2.0のコンセプトにある魅力を改めて評価してみると 前回のエントリーに続き、『web2.0のもたらしたコンセプト、無料経済のインパクト等のコアの部分は、苦難の時代を乗り切るコア・エッセンスとなっていく可能性がある』、とはどういうことなのか、具体…
■米国IT企業で始まっているレイオフ 米国では金融不況の影響はすでに実体経済の不況へと移行しつつあり、IT企業周辺でもレイオフが始まっている。slashdotがピックアップしている企業名で見ても、早々たる企業名が並んでいる。規模もかなり大きくなって来て…
■梅田望夫氏の発言 梅田望夫氏のTwitterでの発言から火がついて、ちょっとした騒ぎになっている。今回の梅田氏発言の発端となったのは、水村美苗氏の『日本語が亡びるとき』*1を紹介するエントリーに対するはてなブックマークのコメント欄(はてなブックマー…
■夏野氏のお話を聞いて 11/6に一日だけ、THE NEW CONTEXT CONFERENCE 2008(NCC2008)*1 のセミナーを聴講した。司会のカリスマベンチャーキャピタリストの伊藤穣一氏のお話や、元NTTドコモで、現ドワンゴ顧問の夏野剛氏のお話等、非常に興味深かったので、…
■驚くべき日本の低姿勢 若干旧聞の類になるが、日本国内でのアメリカ兵の犯罪に関する、『日米地位協定』に関して、沖縄タイムスに注目すべき記事が出て話題になった。1962年12月から1963年11月にかけての1年間に、日本国内(復帰前の沖縄は含まれていない)…
■海外ECのすすめ なかなか刺激的なタイトルだ。『日本人にはもう売るな!』というのである。日本人にはもう売るな!ネットで世界進出する方法 (PHPビジネス新書 70)作者: 菅谷義博出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2008/09/19メディア: 新書購入: 26人 ク…
■古代ローマ帝国とアメリカ 90年代半ば、ソビエト連邦を中心とした旧東側諸国との東西冷戦を勝利し、日本に追い上げられた経済をITや金融技術を駆使して完全に盛り返して、アメリカは輝いていた。パックスアメリカーナの輝かしい可能性がそこには感じられ…
■日を追うごとに深刻さをます日本経済 このシリーズは今回で3回目だが、今日も日経平均がバブル後最安値をあっさり更新して、82年以来、26年ぶりの安値となった。実体経済への影響はもはや避けられない。だが、悲観している暇があったら、早く動き出そ…
■ピンチをチャンスに! 前回のエントリーに引き続き、『恐慌でも生残るために今しておくこと』の続きを書いておきたい。『恐慌』というのは、まだ言い過ぎではないか、とは自分自身このエントリーを書く時に躊躇したくらいだが、わずか1〜2日の間にさらに…
■歯止めのかからない株式市場 最悪の金融恐慌には歯止めがかかったという見解もある一方で、世界恐慌の奈落へという懸念はなかなか払拭されないようだ。日経平均株価も下落に歯止めがかからない。23日の東京市場も、10日につけた年初来安値を更新し、一時は8…
■大勢が決した米大統領選挙戦 米国大統領選挙戦は、大詰めを迎えつつある。15日の民主党オバマ氏と共和党マケイン氏の論戦を終えた直後のCNNの調査では、オバマ氏58%、マケイン氏31%と大差でオバマ氏の優勢が伝えられ、ここにきて、オバマ氏の優勢が…
■献本、ありがとうございます! 湯川鶴章さんから、献本いただいた、『次世代マーケティングプラットフォーム 広告とマスメディアの地位を奪うもの』*1を読了したので、自分なりに感じたことを書いてみたい。 今回の著作のアイデア部分は、今年の春に、湯川…
■再度『退化』について 10月8日付けのエントリー文明は退化している! - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観るで使った、『退化』 というキーワードは、よほど皆さんの琴線に(よい意味でも悪い意味でも)触れたようだ。そのことを10月11日付の…
■悪玉資本主義 現代のアメリカを中心とした金融資本主義、三井物産戦略研究所所長の寺島実郎氏の言い方を借りれば、『悪玉資本主義』とでも言いたくなるような状況が、90年代半ば以降拡大してしまったという認識は、日本でも多くの人に共有され始めている…
■いただいた貴重なご意見 前回のエントリー文明は退化している! - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観るで、資本主義が完全勝利したかに見える背後で、世界的に精神文化は『退化』してきているのではないか、という主旨のことを書いたところ、『退化…
■世界恐慌一歩手前? 今、世界は経営破綻した米証券大手リーマン・ブラザーズに端を発した、株価の世界的な下落の真っ只中で、一歩間違えば世界金融恐慌突入ともなりかねなず、騒然となってきている。 米国や欧州に比べれば、比較的傷が浅かったと言われる日…
10月2日(木)に行われた、AMN主催の「先端企業に学ぶ消費者との対話への取組み」〜カンバセーショナルマーケティング最新事例〜に出席した。10月2日(木)開催「先端企業に学ぶ消費者との対話への取組み」~カンバセーショナルマーケティング最新事例~…
■弁証法ふたたび 9月29日のエントリーこれからの市場や社会はどうなっていくのか?興味深い仮説(その1) - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る を第一回としながら、第二回目までに少し間が空いてしまった。前回に続いて、市場や社会の将来を予…
■「Wire Free Gadgets Network」の報告は・・ 一昨日の9月29日に、AMN主催の「Wire Free Gadgets Network」ブロガーミーティングに参加させていただいた。 9月29日(月)「Wire Free Gadgets Network」ブロガーミーティングのお知らせ|アジャイルメディア…
■従来の将来予測手法 企業が活動する上では、将来予測は不可欠だ。従来多くの企業では、過去の情報やユーザー調査等から、何らかの法則性を見出して、仮説としての公式(フォーミュラ)を作成して将来予測に適用してきた。使用するデータは自社商品の事もあ…