大工がつくった「デス・スター」

「世界的に有名な大工」というと、そうはいない。すぐ思いつくのは、コメディ番組『Parks and Recreation』に登場するニック・オファーマン（ドラマ内では公園緑地課の課長役）や、リチャードとカレン（「カーペンターズ」）、そしてイエス・キリストといったところだ。だがいま、現在の木工技術において記憶するべき人物が登場した。フランク・ハワースだ。

その理由とは？ ハワース氏は、竹の合板で、「スター・ウォーズ」の宇宙要塞「デス・スター」を製作したのだ。

デザイナーが自作したスター・ウォーズ、100以上の「惑星の旗」

NASAのエンジニアなら「デス・スター」をこうつくる（動画あり）

スター・ウォーズの「ライトセイバー」はできますか？ 光の専門家・早崎芳夫に訊いてみた

オレゴン州ポートランドを拠点とする木工職人のハワース氏は、スター・ウォーズの象徴ともいうべきこのスターを、竹のパーツで構成された輪を組み合わせて球体に仕上げていくことで作成した。

さらに、惑星すら破壊できる主要兵器「スーパーレーザー」も成形。デス・スター表面の質感も、竹の木目が巧みに表現している。

これは、ボートや椅子以外で、最も素晴らしい木製アイテムかもしれない。また、スター・ウォーズ・ファンが山小屋に飾るデコレーションとしても最高だ。

VIDEO BY FRANK HOWARTH

TEXT BY K.M. MACFARLAND

TRANSLATION BY TOMOKO MUKAI/GALILEO