先週のアクセストップは、マクドナルドで「楽天ポイント」「dポイント」が終了し、代わりに「d払い」「PayPay」などのQR決済サービスが利用可能になったというニュースだった。
筆者はマクドナルドではモバイルオーダーのPayPay払い派なので、「スマートフォン決済できる人はモバイルオーダーすればいいのに、レジに並んでいる人も多いのはなんでだろう?」とも思っていたのだが、モバイルオーダーだとポイントが付かないからだ、という話を聞いた。今回、レジでもポイントがつかなくなるので、モバイルオーダー利用者がさらに増え、レジ列が短くなるかもしれない。
さて先週末10月7日、「龍神NIPPON」こと男子バレー日本代表がワールドカップでスロベニアにストレートで勝利し、パリ五輪の切符を取った。Xは歓喜にわき、「男子バレー」「龍神NIPPON」「パリ五輪」「藤井さん」など関連ワードがトレンドを席巻した。
筆者はここ20年ほど、バレー日本代表の試合を見続けているのだが、今回のネットの盛り上がりに驚いた。男子バレーがSNSでここまで盛り上がるのを見たのは初めてだ。
数年前まで男子バレーは“暗黒時代”が続いていた。女子は2012年のロンドン五輪で銅メダルを取り、続くリオ五輪にも出場するなど安定していたが、男子はロンドン、リオとも出場権を得られなかった。
2021年の東京五輪は男子も自国開催枠で出場権を得て7位に入り、このころから急激に強くなった。現在は、キャプテンでエースの石川祐希選手を中心に、攻守オールラウンダーの高橋藍選手、パワーが持ち味の西田有志選手、自在にトスを放つ関田誠大選手など役者がそろい、「歴代最強」とも呼ばれる布陣だ。
パリ五輪出場を決めたスロベニア戦、筆者はたまたま現地の代々木体育館で観戦していた。立ち上がりは日本にミスが続いてリードを奪われ、「ダメかもしれない」と思ったところから逆転。その後もピンチは何度もあったが、そのたびに切り抜け、セットカウント3−0で勝利した。
苦しい状況が続いた今大会。五輪の切符を取った試合後には多くの選手が涙を見せた。セッターの関田選手は、同じ代表セッターとしてパリ五輪を目指したものの、病に倒れ2022年3月に亡くなった藤井直伸さんのユニフォームを着てヒーローインタビューに。藤井さんへの感謝を述べ、Xのトレンドに「藤井さん」が入った。
パリ五輪は2024年。それまでの間、石川・高橋藍選手はイタリア・セリエAで、それ以外の選手は国内Vリーグなどで活躍する予定だ。セリエAの試合は「Volleyball TV」で、Vリーグの試合は「V.TV イージースポーツ」で配信が見られる。
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