徳川ブームで多くの観光客が訪れる世良田東照宮

 12月上旬の火曜日、群馬県太田市世良田町にある国の重要文化財、世良田東照宮は埼玉県加須市の歴史講座受講者の団体客でにぎわった。座学で新田氏から徳川氏の系図の流れを学んだ上で、太田市の新田荘と徳川氏の地元、愛知県松平地区のつながりを知り、現地を見るために足を運んだ。

 受講生の森博士さん(71)は「座学で学ぶだけではつまらない。現地で地元の人に話を聞いてイメージが膨らむ。建物の豪華さで徳川氏の力も分かる」と納得した様子だった。

 講座の講師を務める平成国際大(埼玉県)の特任教授、平沢香さん(70)は「大河ブームもあり、テーマを徳川にした。隣県で見学に来られるメリットもある。家康の祖父は世良田姓で、世良田地区はその地元として受講生の関心も高い」と強調した。

 今年放映された大河ドラマ...