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神戸でプレーした日々を振り返り、涙を拭いながら会見したイニエスタ=25日午後、神戸市中央区波止場町(撮影・小林良多)
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神戸でプレーした日々を振り返り、涙を拭いながら会見したイニエスタ=25日午後、神戸市中央区波止場町(撮影・小林良多)
古巣の神戸で練習に参加し、イニエスタ(左)と旧交を温める古橋=2022年6月、神戸市西区、いぶきの森球技場(C)VISSEL KOBE
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古巣の神戸で練習に参加し、イニエスタ(左)と旧交を温める古橋=2022年6月、神戸市西区、いぶきの森球技場(C)VISSEL KOBE
2021年5月の横浜M戦の後半、古橋にパスを出す神戸のイニエスタ(左)=日産スタジアム
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2021年5月の横浜M戦の後半、古橋にパスを出す神戸のイニエスタ(左)=日産スタジアム

 J1ヴィッセル神戸のサポーターにとって、5月25日は記憶に残る1日になっただろう。

 元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(39)が退団を表明した1時間半後、神戸から羽ばたき、スコットランド1部のセルティックで目覚ましい活躍を見せる古橋亨梧(28)の日本代表復帰が発表された。

 神戸の28年に渡るクラブ史で5年を占める「イニエスタ時代」。大きなトピックの一つに、J2FC岐阜からステップアップした古橋の成長がある。

 古橋はイニエスタと同じ2018年夏に神戸へ加入すると、19年から3季連続で2桁得点と無類の決定力を誇った。21年途中からセルティックに加入し、1年目の昨季は20試合出場12得点をマーク。2年目の今季は34試合出場25得点でリーグの年間最優秀選手賞に輝いた。

 世界的名手とのホットラインを築いていく中で、ボールの受け方や置き方、得点への嗅覚が研ぎ澄まされていった。「自分らしくやってくれたら大丈夫。自信を持ってやって、と言われたのが僕の中ではすごく大きくて、そこから自分のプレースタイルに自信を持ってできるようになった」。欧州移籍を果たした2年前の秋、古橋は「師匠」と慕うイニエスタとのエピソードをセルティックの日本語版公式ツイッターで語っている。

 「まだまだピッチに立ち続けたい」と出場機会を求めて神戸に別れを告げる決断をしたイニエスタと、ワールドカップ(W杯)カタール大会の代表落選からリスタートの節目を迎えた古橋。

 ボールを蹴り続けていれば、2人の歩みがまたどこかで交わるかもしれない。その日を楽しみに待ちたい。(小川康介)

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