「御修法(みしほ)」延暦寺(滋賀県大津市)
平安時代初期が起源とされ、同寺の年中行事で最も重要な法要とされる。天皇使により天皇陛下の衣装「御衣(ぎょえ)」を納めた唐櫃(からびつ)が根本中堂へ運ばれ、高僧らによる密教儀式「大法」が21回にわたり営まれる。
「大法」には「熾盛光法(しじょうこうほう)」、「七仏薬師法(しちぶつやくしほう)」、「普賢延命法(ふげんえんめいほう)」、「鎮将夜叉法(ちんじょうやしゃほう)」があり、毎年順次奉修する。この他、安鎮家国法(あんちんかこくほう)が御修法大法復興1年目と、慈恵大師一千年御遠忌の1984(昭和59)年に営まれており、合わせて「五箇の大法」と呼ばれる。
延暦寺は天台宗の総本山。天台宗は806(延暦25)年に伝教大師最澄によって開かれた。
(写真は2022年)
- 開催日時
- 2024年4月4日(木)~11日(木)