イベント / EVENT
大学等におけるオンライン教育とデジタル変革に関するサイバーシンポジウム「教育機関DXシンポ」
2020年4月以降、新型コロナウイルス感染症の影響により、大学等においては遠隔講義に関する検討がなされてきました。国立情報学研究所ならびに大学の情報環境のあり方検討会では、大学等における遠隔授業や教育DX等に関する情報を共有することを目的に、2020年3月末より週1回から隔週のペースで、大学等におけるオンライン教育とデジタル変革に関するサイバーシンポジウム「教育機関DXシンポ」(「4月からの大学等遠隔授業に関する取組状況共有サイバーシンポジウム」から名称変更)を継続的に開催しています。
大学等におけるオンライン教育とデジタル変革に関するサイバーシンポジウム「教育機関DXシンポ」
【第84回】 大学等におけるオンライン教育とデジタル変革に関するサイバーシンポジウム「教育機関DXシンポ」(1/14 オンライン開催)
開催日時 2025年1月14日(火)10:30 -
共催 国立情報学研究所 大学の情報環境のあり方検討会
大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構
本シンポジウムは、下記申込みフォームよりお申込みをお願いします。
お申込み
【第84回】申込みフォームはこちら
※申込登録の後、Web会議システム、質問用 Slackへの接続先情報等を自動返信メールでお送り致しております。万が一、dc-sympo[at]nii.ac.jp からのメールが届かない場合は、「大学等におけるオンライン教育とデジタル変革に関するサイバーシンポジウム(教育機関DXシンポ)」運営担当までご連絡を頂けますようお願いいたします。
プログラム
- 10:30 はじめに
1.「はじめに」
喜連川 優 情報・システム研究機構長 - 10:32 ご挨拶
2.「ご挨拶」
橋爪 淳 文部科学省大臣官房審議官(研究開発局担当)
- 10:35 生成AIと教育
3.「日本語教育と生成AI」
李 在鎬 早稲田大学大学院日本語教育研究科・教授
概要本発表では、日本国内における近年の日本語教育の傾向を解説した上で、生成AIが日本語教育において果たすべき役割について論じます。特に、言語運用力の向上を目指す教育プログラムにおいて生成AIの利用が如何に有効であるかを強調し、その論拠として、発表者の研究グループによる複数の定量的研究の結果を紹介する。さらに、これらの研究成果を基盤とした教育実践の事例についても紹介する。 - 10:55 海外の政策や研究動向
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4.「Leadership for AI in Education: A view from research」
Dr. Jeremy Roschelle Digital Promise, USA
概要本講演では、生成AIの教育利用に関する米国教育省の政策や研究動向について述べる。現在、米国教育省の教育技術部では、生成AIの教育利用について3つの報告書をまとめており、発表者は、それらに関わっている。 特に、AI技術を応用したシステム開発においては、(1)利用効果のエビデンスを提供できるようにすること、(2)人権を保護し公平性を促進すること、(3)安全と安心を保証すること、の3つが重要と提言している。 - 11:20 生成AIと教育
5.「講義動画を対象とした生成AIの活用:藤吉AI先生」
藤吉 弘亘 中部大学・教授
概要人とAIは対峙するものではなく、AIを良くするために人が関わり、また人はAIから学ぶことができる、共にパートナーとなる時代を迎えようとしています。本講演では、講義動画を対象とした生成AI(大規模言語モデル)の活用例として「藤吉AI先生」について紹介します。藤吉AI先生は、大規模言語モデルとRAGを用いることで講義動画の文脈に沿った対話が可能となります。また、回答文を生成したソースへリンクすることで、生成AIの問題点であるハルシネーションの対策が可能となり、教育現場での安全な利活用が期待できます。 - 11:40 生成AIと教育
6.「やってみた・やってはいけないプログラミング教育 with ChatGPT」
下條 真司 青森大学ソフトウェア情報学部・教授
概要本シンポジウムでの大塚さんの講演にインスパイアされて、青森大学において初学者と中級者のプログラミング教育においてChatGPTを使った試みを紹介する。アドホックかつ七顛八倒の取り組みなので、反省点も多いが、まずは最初のステップとしてご紹介したい。 - 12:00 生成AIと教育
7.「大学1年生の数学(線形代数)は生成AIに理解できるのか」
降籏 大介 大阪大学D3センター・教授
概要生成AIの能力拡充は著しいが実感しにくい。そこで、授業をしている線形代数を対象に使い生成AIの能力を見ている(また、学習内容の解説に併用し学生への理解補助の一助としている)。「理論展開や計算はスマートではない」「単純な計算ミスもする」という弱点も見受けられるが、「理屈を理解し」「自分でミスに気づける」「試行錯誤ができる」という高度な知能と言って良い能力を持つ段階に生成AIは達しており、実感としては、当大学1年生の平均的能力をすでに上回っている。当日は、具体例を通じてこうした実感を共有したい。 - 12:20
8.「ディスカッション」 - 12:40
おわりに
喜連川 優 情報・システム研究機構長
ChatGPT利用経験アンケート調査 ご協力のお願い
当シンポジウムで取り上げたChatGPTについて、経験談を集約することでその能力と限界を明らかにすることを目的としたアンケート調査を実施いたします。
皆様のChatGPT3.5/4.0を使った経験談のご提供をよろしくお願い申し上げます。
なお、ご提供いただいた内容は、現状の把握ならびに今後の研究のために利用させていただきます。
https://nii.qualtrics.com/jfe/form/SV_39Gc0qluKEvgsRg
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お問い合わせ
国立情報学研究所
大学等におけるオンライン教育とデジタル変革に関するサイバーシンポジウム「教育機関DXシンポ」」運営担当
dc-sympo[at]nii.ac.jp
参考情報
- これまで開催した本シンポジウムの講演資料と映像が検索できます
教育機関DXシンポアーカイブズ - これまで開催した本シンポジウムのプログラム一覧です
「教育機関DXシンポ」過去開催一覧 - バーチャルイベントを開催する教育研究機関を支援します
学校のバーチャルイベントのための「サイバー大講堂」 - 各種オンライン会議ツールのチェックリストです
「オンライン会議サービス用チェックリスト一覧」(学認クラウド導入支援サービス) - 通信量に配慮した授業の実施・設計手法のご案内です
「データダイエットへの協力のお願い:遠隔授業を主催される先生方へ」(2020/05/07)
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