プロ野球が好きだー!
2025年5月13日、セ・リーグ公式戦「DeNA―阪神」がハードオフ・エコスタジアム(新潟市中央区)で行われます。新潟で年に一度の1軍公式戦。昨年日本一に輝いた横浜DeNAベイスターズが勝つか、藤川球児新監督率いる阪神タイガースが勝つかー。日本一早く「新潟決戦」を大胆予想!さらに“セ界最速”でペナントレースも占っちゃいます!
予想するのは、熱烈な虎党で新潟お笑い界のエース・高橋なんぐさん(43)と「DeNA命♡」のBSN新潟放送のリードオフマン・前野智郎アナウンサー(28)。野球を愛する二人の新春ガチ対談、さぁプレーボール!
(聞き手は新潟日報記者・小熊隆也=巨人ファン=)
◆私たち「暗黒時代」を知っているんです⚾
Q 2人ともかなり気合が入った格好ですね!ファン歴は?
なんぐ:小学1年生で初めて買ってもらった野球帽が縦じまの阪神ですよ!それで小学校6年間過ごすんですけど、まぁ暗黒時代で。小学1年から20歳になるまで3位以内(Aクラス)は1回だけ。最下位が10回。ちゃんと底辺を知っている阪神ファンです。
前野:家族が野球大好きで、小学生の頃から祖母に横浜スタジアム(ハマスタ)によく連れてってもらって。ハマスタ、ネットが低くて選手にサインもらい放題だったんです。すごく身近な球団で好きになって。特に「漢(おとこ)」村田修一が好きでしたね。醸し出すオーラがかっこよくて♡昨年は15試合くらい応援に行きました!
なんぐ:ちょっと!さっきから何持ってんの?
前野:ありがとうございます!DeNA三浦大輔監督のサインボールです。昨年、三浦監督にお会いして。もう宝物ですよ♪
◆南場智子オーナーの存在、メッチャ大きい♡
Q 昨年はDeNA日本一、おめでとうございます!
前野:ありがとうございます!三浦監督就任4年目、中畑清監督やラミレス監督がまいた種がここで花開いたなと。暗黒時代もありましたけど、最高の1年でした。2017年に日本シリーズに行った時は、勢いだけで地に足が着いていない感じだったんですけど、昨年は完全に実力が伴って、取るべくして取った日本一かなと。
なんぐ:おいおい、よく言うね(怒)。
前野:セ・リーグ3位で、それこそ皆さんに「クライマックスシリーズ(CS)なんて無くせ」「あんなの日本一じゃない」とか言われるけど、いやいやいや、やっぱりCSを勝ち切ってこそですからね。それがあるからプロ野球は面白いんです!
Q なんぐさん、阪神はCSファーストステージでDeNAに負けてしまいましたね。
なんぐ:え?CSなんてありましたっけ? でもさ、DeNA日本一は南場智子オーナー(新潟市中央区出身)の存在がめっちゃ大きいと思う。ここ太字でお願いしますよ、新潟日報さん。南場ママのおかげですよ!
前野:まさにお金だけ出して、選手がやりたいようにさせて。
なんぐ:あと顔も出すよな。顔を出してるのに口は出さないって、どうやったらできるんだと。
前野:南場オーナーがベイスターズを変えたんですよ。スポーツで街を盛り上げるというスマートシティーを心がけていて。それが実を結んだと思いますね。
◆前野アナが宣戦布告「お前に何が分かる!」
Q 早くも2025年シーズンが待ち遠しいですね!2人の注目選手は?
なんぐ&前野:いっぱいいるなー。難しいなー。
なんぐ:阪神から現役ドラフトでDeNA入りした浜地真澄投手はどう?去年は不調だったけど、22年シーズンの防御率は1・14。
前野:ベイスターズは投手陣に不安があるので、勝ちパターンで使うでしょうね。9回の守護神は森原康平。伊勢大夢は先発転向なので、8回に浜地で、7回は山﨑康晃。
なんぐ:巨人から(現役ドラフトで)畠世周投手が阪神に加入した。阪神ってドラフトが上手なんですよ。今のクリーンナップの3番森下翔太、4番大山悠輔、5番佐藤輝明は全員ドラ1。1番の近本光司選手も。外国人に頼ってないんですよ。
前野:素晴らしい!戦略がはまってますね。
なんぐ:現役ドラフトもめちゃくちゃ上手で、大竹耕太郎投手はソフトバンク時代10勝しかしなかったのに、阪神に来て1年で12勝。あと、我らが漆原大晟投手(新潟県燕市出身)。昨季はキャリアハイの38試合投げた。あと、「お前に何がわかる」って言われるかもしれませんけど、畠投手は環境が変わった方が力が発揮できるタイプですよ。
前野:お前に何が分かる!(笑)
◆藤川新監督のあの三振は「タマタマ」です!
Q 阪神と言えば藤川球児新監督。期待は?
なんぐ:テレビ解説での予想がドンピシャなんですよ。もう予言者ですから!
前野:おっしゃる通り!解説は群を抜いてますよね。的確で。
なんぐ:ピッチャー心理、バッター心理を分かっていて、野球センスを感じますし、ハートが強い。2005年、当時巨人の清原和博選手に、最後フォークボールを投げて三振取った時、清原さんが「キン××ついとんのか」ってブチ切れた。その数カ月後の再戦では、全球直球勝負で三振を奪った。
前野:三振なんてスゴい!
なんぐ:“タマタマ”ですよ!
前野:(爆笑)
なんぐ:ハートがあり、分析能力もあるからイケると思う。あと新潟関連だと、桐敷拓馬投手&漆原大晟投手の新潟医療福祉大出身コンビ。そして茨木秀俊投手(帝京長岡高校出身)。この3投手に期待ですね。桐敷投手は昨季、日本球界で一番投げてるんですよ。70試合。阪神は“ブラック球団”ですよ!
前野:DeNAだど内野手の知野直人選手(三条市出身)。内野はかなり競争が激しいので頑張ってほしい。あと、日本文理高校(新潟市西区)出身の元投手・飯塚悟史さん!今は球団の1軍ゲームアナリストをやっていて、相手投手の癖とか分析しているんです。昨年日本一になったのは、このデータ分析があったからだと言われるほどで、今年も期待大です!
◆どこよりも早いペナント予想、優勝は中日!?
Q それでは“日本一早い”セ・リーグのペナント予想いきましょう!
なんぐ:前野くんの優勝予想は中日(昨季最下位)でしたっけ?
前野:中日じゃない!井上(一樹)新監督になって、急にみんな生き生きしませんよ。1位DeNA、2位阪神、3位ジャイアンツです。
なんぐ:日本一の翌年って難しいんだよね。23年に優勝した阪神も翌年は2位。今年の優勝は阪神ですよ。2位はDeNAで、3位はヤクルト。あえて、巨人は入れないです。大補強で、超強いですよ。だってあのリリーフ陣、ヤバいっすよ。普通なら巨人優勝でしょ。
前野:絶対ジャイアンツだと思います。
なんぐ:阪神ファンの目もあるんで、巨人はAクラスに入れないでおきます。危うく大山悠輔が取られそうになるしさ。でも一つだけ言わせて。俺、巨人嫌いですけど、巨人ファンは好きなんです。巨人は投手陣はいいと思うけど、打線に不安があるんじゃないかな。そうそう、ヤクルトを3位に予想したから(ヤクルトと縁が深い)燕市から仕事の依頼来ないかな。トークショーの司会とか。(笑)
前野:燕市に媚(こ)びてる?なんか、やらしいよ!
Q ここまで来たら、MVP予想もお願いします!
なんぐ:阪神は高橋遥人投手!
前野:うわ、ありそう!難しいな。DeNAは梶原昂希。梶原がもう一回り体が大きくなったら、完全に1番固定で3割打ってくれると思うので。
◆新潟決戦を大胆予想!先発はDeNA東、阪神茨木で決まりだ!
Q 今年5月13日のDeNA―阪神の新潟決戦、“日本一早い”勝敗予想をお願いします!先発予想もです。絶対に当ててください。
なんぐ&前野:………。(当たるわけねーだろ)
なんぐ:DeNA、過去にはバウアー(サイ・ヤング賞投手)が投げてるよね。
前野:今永昇太(現シカゴ・カブス)も投げましたし。結構エース級が投げてます。
なんぐ:南場オーナーのお膝元で負けるわけにはいかないよね。やっぱりいい投手出してくるはずなんですよ。
前野:23年の最優秀バッテリー賞を取った東克樹は2児のパパで、最近娘さんが「パパと海の見える公園に行きたい」って言って。
なんぐ:新潟にも海の見える公園いっぱいあるから、あり得るな。
前野:東に投げてもらいたいな。新潟決戦、先発は東ですね!
なんぐ:阪神はビーズリーでいこうか。いやいや、先発は茨木秀俊投手。何とかゲームメークして、漆原―桐敷の「新潟医療福祉大リレー」でどう?
前野:うわー勝てそう!DeNAが。打線が強力ですから!
なんぐ:おいおいっ!(怒)ちょ...