(2025/2/13 21:30)
三菱自動車の加藤隆雄社長は13日、記者団の取材に応じ、ホンダと日産自動車が経営統合に向けた協議を打ち切ったことについて「車の知能化などの面で統合により享受できるスケールメリットは増える。(協議打ち切りは)少し残念だ」との見方を示した。三菱自は同日、2024年12月23日に結んだ3社協業形態の検討に関する覚書を解約。同年8月に3社で結んだ、車の知能化・電動化に向けた戦略的パートナーシップで連携しつつ、他社との協業も活用した成長を模索する。
加藤社長は大株主である日産に加え、引き続きホンダとも具体的な協業を検討していることを示唆。「この国でこういう車を出したいが搭載するコンポーネントをホンダが持っているか、技術を提供いただけるかといった議論を進める」(加藤社長)と、市場や車種別に最適な協業を進める考えを明かした。
三菱自は業界の変革期において、同社が強い東南アジア市場やプラグインハイブリッド車(PHV)技術などのリソース、車両供給関係にある仏ルノーとの協業も生かし、独自の成長を目指す。
(2025/2/13 21:30)
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