元NHKでフリーアナウンサーの久保純子(53)が28日放送のフジテレビ系「ぽかぽか」(月~金曜午前11時50分)の「ぽいぽいトーク」に生出演。NHK紅白歌合戦の裏側を告白した。

98年を皮切りに、3年連続で司会を務めた久保は、「紅白また出られるものなら出たいっぽい」とのイメージに「バツ」の札を上げ「ものすごい過酷な現場」とした。台本は「電話帳の2冊分、覚えるんですよ。丸暗記」と明かし「寝ても覚めてもセリフを覚えていく作業を1週間すると、だんだん力が弱まっていく」「スタッフもどんどん元気がなくなっていくので、青白歌合戦と裏では言っています」と過酷さを語った。

出演者のアドリブなどで1秒単位で決まっているというスケジュールが遅れると、司会が巻くほか「曲中に歌が速くなって短く」なることもあると話した。

演者やスタッフは約4000人いるといい、衣装を着替える際も「畳一畳ぐらいのところで、真っ暗な中」で行うとし「本当に壮絶な戦い」と表現した。

最後に、31日の深夜まで働く紅白の仕事には手当も出るというが、それは「1000円」と久保。「残業代はありましたけれども、特別手当みたいなのが1000円でした」と続けた。