この記事は会員限定記事です
「自衛隊は憲法の認めるものだ」 村山首相の大転換
社会党、連立政権で実績と衰退
[会員限定記事]
1994年6月、自民、新党さきがけと連立を組んだ社会党から委員長の村山富市が首相に就いた。「自衛隊は憲法違反」「非武装中立」という党是は80年代からトーンを下げてきたが、政策転換まで踏み切ってはいなかった。
7月18日、国会で所信表明に臨んだ村山は「日米安保体制を堅持しつつ……」。20日の衆院代表質問では「自衛隊は合憲か違憲か」と迫る新生党党首の羽田孜に対し、「自衛隊は憲法の認めるものだ」と明言...