キリン、560億円の最終赤字に 15年12月期上場以来初
16時30分から会見
キリンホールディングスは21日、2015年12月期通期の連結最終損益が560億円の赤字(前期は323億円の黒字)になる見通しだと発表した。ブラジルの景気悪化を背景に、同国子会社の取得に伴って生じたのれん代の減損など約1140億円を特別損失として計上する。従来予想していた580億円の黒字から大幅に下方修正し、上場以来初の最終赤字を計上する見込みとなった。
売上高は前期比微増の2兆2000億円とする従来予想を据え置く。営業利益は7%増の1220億円(従来予想は13%増の1300億円)に下方修正した。年間配当予想については前期比横ばいの年38円に据え置いた。
キリンHDは業績予想の修正について16時30分から都内で記者会見を開く。伊藤彰浩取締役が出席する。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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