東日本大震災の不明者生存 神奈川で発見、家出か
2011年3月の東日本大震災で行方不明になったと家族が宮城県警に届け出ていた同県石巻市出身の男性(50)が神奈川県内で見つかり、無事だったことが8日、宮城県警への取材で分かった。震災当時は家出状態で、関東方面で各地を転々としていたとみられる。
県警によると、男性は震災前から家族と連絡を絶っていたが、被災した可能性もあると考えた男性の姉が11年4月、県警に届け出ていた。今年10月に神奈川県警の警察官が県内をパトロール中、路上で男性に声を掛けたのをきっかけに生きていることが分かった。
警察庁によると、これを受けて、東日本大震災による宮城県内の行方不明者数は1人減り1220人となった。〔共同〕