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量子暗号通信でテレビ会議、情通機構・NEC・三菱電

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独立行政法人・情報通信研究機構とNEC、三菱電機などは14日、理論的に盗聴が不可能とされる「量子暗号通信」を使い、テレビ会議の様子を伝送する試験を始めたと発表した。研究用の光ファイバーネットワークで伝送するもので、2~3年かけて安全性などを検証。2014年をめどに実用化を目指す。離れた拠点間で量子暗号通信により映像と音声を大量に送るのは世界初という。

量子暗号通信は情報の暗号化や解読に使う「鍵」を光の粒(光子)でやりとりする次世代の暗号方式。誰かが通信の途中で盗み見ると、光子が変化して痕跡が必ず残るため鍵を変えることで対処できる。理論的に盗聴が不可能と考えられている。

試験には同機構、NEC、三菱電のほかNTT、東芝、欧州の研究機関が参加する。東京・大手町や小金井市など都心の4拠点を結び実施する。

量子暗号通信を使った実験では、米国防総省や欧州連合(EU)が音声データを送った例はあるが、動画の伝送は世界で初めて。光子を検出する装置の性能が向上し、これまでにない高速の通信が可能になった。

同機構は政府機関をはじめ電力やガス、水道などの重要インフラ組織、金融機関などの秘密通信向けに有望とみている。

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