東北新幹線「はやぶさ」、16日から320キロ運転に
JR東日本は7日、今月16日のダイヤ改正で東北新幹線のE5系「はやぶさ」が国内最速の時速320キロ運転を始めるのを前に、報道陣向けの試乗会を実施した。
現在、はやぶさは東京―新青森間を最短3時間10分で結んでいるが、宇都宮―盛岡間の速度向上により同2時間59分に短縮される。
試乗列車は大宮駅を10時30分に出発し、那須塩原―福島間の約15分間、時速320キロで走行。JR東日本の冨田哲郎社長は「世界的に見て高いレベルでの平常運転。新しい可能性が切り開かれると期待している」と話している。
はやぶさは2011年3月に営業運転を開始。もともと時速320キロで走行する能力があったが、これまでは最高速度を300キロに抑えていた。空気抵抗を減らすため、先頭は細長くシャープな形状で、車内外の騒音や揺れを抑えた。グリーン車より高級な「グランクラス」も設けている。