燃料プールの交換機が水没 福島第1原発3号機
東京電力は7日、福島第1原子力発電所3号機の使用済み燃料プールにあった燃料交換機が水没したと発表した。6日のがれき撤去作業中に沈んだとみられる。
燃料交換機は長さ約5~23メートルのステンレス製伸縮ポールで、重さは約1.5トン。主要な部分は水中にあったが、6日の作業前には一部が水上に出ていることが確認されていた。6日の作業で長さ約25メートルの鉄骨が破断した際、鉄骨は落下していないのに水しぶきが上がり、その前後に撮影した画像を精査したところ、水没したと判断した。
東電は「プールの状態に大きな変化はない」としており、水中カメラでプール内を調べる方針。〔共同〕