名古屋市長選、現職の河村氏が当選
任期満了に伴う名古屋市長選は25日投開票され、無所属で現職の河村たかし氏(72)=減税推薦=が、新人で元自民党市議の横井利明氏(59)=自民、公明、立民、国民推薦=ら3人を破り、2011年の出直し選挙を含め5回目の当選を決めた。
投票率は42.1%で、前回の36.9%を5.2ポイント上回った。
新型コロナウイルス禍を受けた経済政策や12年間の河村市政の評価が争点だった。河村氏が支援した大村秀章愛知県知事のリコール(解職請求)運動を巡る不正署名問題も焦点となった。
河村氏は電子マネーでの買い物額の3割を還元するとの公約や子育て世帯への支援をアピールした。知名度の高さをいかし、与野党から推薦を得た横井氏との事実上の一騎打ちを制した。
かわむら・たかし=72年(昭47年)一橋大卒。衆院議員5期を経て09年4月から現職。名古屋市出身、72歳。