筑豊電気鉄道が運賃改定 9月から10〜20円値上げ
西日本鉄道子会社の筑豊電気鉄道(福岡県中間市)は3日、運賃改定を9月に実施すると発表した。値上げ幅は10〜20円。運賃改定は2022年4月以来、約2年半ぶり。沿線人口の減少などに伴い、現行の運賃水準では路線の維持が困難だと判断した。
九州運輸局に3日付で上限運賃の変更を申請した。認可されれば、初乗り運賃を210円から220円に引き上げる。あわせて通勤・通学定期も値上げする予定。
筑豊電気鉄道は北九州市と福岡県直方市をつなぐ鉄道路線。23年度の鉄道部門の収支は収入が7億9500万円に対し支出が8億5300万円と、5800万円の赤字だった。
原材料価格や物流費の高騰を受け、食品やサービス、電気・ガスなど幅広い分野で値上げの動きが広がっています。最新の記事をまとめました。