福岡銀行、SNSで偽情報が拡散 警察に被害相談
ふくおかフィナンシャルグループ(FG)傘下の福岡銀行は5日、SNS(交流サイト)に同行で「取り付け騒ぎが起きる」という虚偽情報が投稿されたことについて、警察や弁護士に相談していると明らかにした。刑事告訴などをするかは決めていない。
福岡銀をめぐっては3日、X(旧ツイッター)上であるアカウントが「3月14日に取り付け騒ぎが起こることに備えて行員に通知がありました」などと投稿をしていた。福岡銀は4日にホームページ上で「そのような事実はない」と否定。投稿者は既に投稿を削除し、「正確な事実確認が取れていない情報を発信した」と謝罪している。
五島久頭取(ふくおかFG社長)は5日の定例会見で「非常に迷惑を被ったし、お客様に不安を与えた。この対応を教訓の機会として、危機管理の体制整理を改めて進めることが大事だと思う」と述べた。
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