前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(42)は15日、東京都内で臨んだ地域政党「再生の道」設立に関する記者会見で、主要政策の打ち出しを見送った。「党として実現する政策はここでは出さない。実務能力があるかどうかだ。各人の判断能力に任せたい」と語った。
「イデオロギーを掲げても何をやっているかわからない政治家がいる」とも語った。
再生の道は夏の都議選で全42選挙区で候補擁立を目指す。石丸氏自身は出馬する考えはないとした。
先の衆院選で躍進した国民民主党については、「支持層が結構かぶっているのではないか。すみわけ、協力といえば言い過ぎだが、話はできるのではないか」と述べ、選挙区調整に含みを持たせた。
綱領に掲げた「多選の制限のみ(2期8年を上限)」は米国大統領の任期を参考にしたといい、その上で「次のキャリアを考えれば長くても2期8年で切った方がいい」と語った。
石丸氏は「自分たちの力でこの町を、この国を何とかしたいという志のある皆さん、お待ちしています。ぜひ一緒に東京を動かしていきましょう」と呼び掛けた。