チャパティの膨らまし方
チャパティがすごく膨らむようになりました。
再現性は100%ではないですけど、メモしておきます。
失敗から学ぶ成功の鍵
多くの失敗は、一部は膨らむけれど、全体が大きく膨らんでくれないというものでした。
例えばこうです。
これでも全然いいのですが、できることなら丸くしたいのが人情。
プクーっと風船のようにならない原因を考えたところ、ちゃんと膨らんだチャパティと、膨らみの悪かったチャパティを見比べることで、一つの仮説が生まれました。
成功↓
失敗↓
この違いが判るでしょうか。失敗したチャパティは焼きむらがあったのです。特に中央部がちゃんと焼けていない。そのため、端は膨らんでも火が通っていない中心が膨らまず、結果的にいびつな膨らみになるのでは。
原因を考えよう
その原因は三つ考えられます。
一つ、生地がちゃんと平らになっていない。
インドのチャパティ用麺棒(チャパティは麺じゃないけど)は、中央がとても太く、両サイドが細い作りになっています。これだと平らになる気がします。※たった今、注文しました。
日本の麺棒は面積が広い生地を伸ばす必要があるので、まっすぐの棒。あとチャパティを作るには長すぎる(ものによりますが)。
どうしても麺棒が斜めになりがちで、結果的に生地の周囲が薄く、中央が厚くなりがち。そこで仕上げとして麺棒を生地の中央に置いて、真ん中部分だけ転がしてみます。
※追記:専用の麺棒を買ってみましたが、慣れている道具が一番のような気もします。
二つ、ガスコンロの形状
どうしてもガスは円形で中央に火がないので、生地の真ん中が焼けてくれない。これは炭火を使うとかしないと解決しないので、事前にチャパティパンをしっかり余熱するくらいしか今のところ策がないですね。
直火で焼くときも中央を焼いてほしいのですが、真ん中に火がないという罠。でも強火にして火を拡散させることで(生地に当たって広がる)、どうにかなるような気がします。
金網を乗せるとチャパティが安定するし、火が少し拡散されるのでいいかもしれません。
三つ、生地がチャパティパンにちゃんと接していない
生地をチャパティパンに置くときに皺ができたり、空気が入ると、どうしても焼きむらにつながるので、うまいこと置きましょう。
そして置いてからから、生地の中央部分を軽く押してあげるといい気がします。
ものすごく成功した動画がこちらです
台所の掃除はまた今度します。
解説します
生地作りは以下をどうぞ。とにかくがんばってください。
よく捏ねて、ちゃんと寝かして、平らに伸ばしましょう。
しっかりとチャパティパンを予熱しておき(油は不要)、丁寧に平らに生地を置いて、指や丸めたキッチンペーパーなどで軽く押して密着させます。鉄板を触らなければ熱くないです。たぶん。
焼き時間は中火で30秒くらい。周囲が渇いてちょっと浮いてきて、ポコポコしてきたらトングなどでひっくり返します。
裏面も焼き時間は中火で30秒くらい。ひっくり返したら、中央をやさしく押して、膨らむように念じます。
ポコポコしてきたらチャパティパンごと外して、火力を強火にします。
トングで生地をつかんで、上になっている側を下にして、強火の直火で炙ります。意外と焦げません。
膨らんだらおめでとう。失敗しても泣かないで。
膨らみきって満足したら、焦げる前にひっくり返して、裏面もちょっと炙りましょう。
はい、できあがり。
味への影響がどこまであるか謎ですが、チャパティが丸く膨らむと、とにかく気持ちがいい。いや味も膨らんで二層になることで、厚くモッタリした感じがなく、ふっくらしておいしいんです。
まだまだ確認するべき点や改善点はありそうですが、ここは「趣味の製麺」なので、どこまで追求するべきか難しいところであります。
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