写真:しの
地図を見る北海道最北の町・稚内は知る人ぞ知るラーメン激戦区。
特徴としては豚骨と昆布のダブルスープにちぢれ麺を利用すること、麩をトッピングすることが挙げられます。
稚内のラーメン店として代表的なお店の一つが稚内駅前にある「たからや」。なんとこのお店は【ミシュランガイド北海道2012】に掲載されたお店です。
メニューは至ってシンプルで「塩ラーメン」と「醤油ラーメン」の2種。いずれも美味しいですが、是非味わって頂きたいのが塩ラーメン。
豚骨を利用したと言っても全く濁りのない美しすぎる透明のスープ。この澄み切ったスープは他に類がない代物。豚骨の独特の臭みはなく、昆布の旨みが詰まっています。
惜しげもなく並々と注がれたそのスープを飲むと、「ああ、稚内まで来てよかったな」と思うはず。
トッピングの麩もスープを吸っていい塩梅に。チャーシューもジューシーですよ。
また、稚内のラーメン店は市内にある製麺所の麺を利用するお店が多く、こちらの「ラーメンたからや」もそのひとつ。無添加の小麦麺は柔らかめに仕上がっています。
■ご紹介したお店■
店名:ラーメンたからや
住所:北海道稚内市中央2-11-15
電話番号:0162-23-7200
写真:しの
地図を見る北海道の離島利尻島は昆布の名産地。利尻のラーメンは、その地の利を生かし昆布を使ったものが多いです。
その利尻島の中でも、昆布スープのラーメンとして他の追随を許さない地位を確固たるものとしているラーメン店が「味楽」。こちらも上記「たからや」と同じく【ミシュランガイド北海道2012】の掲載店です。
稚内からでも船又は飛行機に乗らなければならず、また営業時間も短いので、「このお店に行くために」時間を割かなければ、なかなか辿り着くことができないお店です。
それでもなおおすすめしたい理由、それは、こちらのラーメンのスープにはこれでもか!というほど最高級利子昆布が大量投入されて作られていること。
産地ならではとはいえ、通常産地でもこれだけの利尻昆布を使うと赤字になってしまうところ。しかし「味楽」では、親戚の漁師の方から昆布を仕入れているので成り立っているんだとか。他店では決して真似できないです。
この濃厚昆布だしと鶏ガラ、豚骨、野菜を煮出し、極上スープが生まれるのです。
味噌味や塩味もありますが、メニューの中のおすすめは「焼き醤油ラーメン」。
麺は中太のちぢれ麺に焼き醤油と昆布のスープがよく合いますよ。
■ご紹介したお店■
店名:味楽
住所:北海道利尻郡利尻町沓形字本町67
電話番号:0163-84-3558
写真:しの
地図を見る「札幌の味噌」「旭川の醤油」「函館の塩」に続く、北海道ラーメン第四のラーメンを目指しているのが「室蘭のカレーラーメン」。
古くからカレーラーメンを提供するお店もあり、室蘭はカレーラーメン文化が根付いています。
その中でも元祖と言われるのが「味の大王本店」。
とろみのあるスープは、豚・野菜などのエキスをベースに、スパイシーなカレーがよく合い絶妙なバランスです。
お子様にはちょっと辛く感じる程度のピリリとした辛味がまた美味しい。塩気と甘みも丁度よく北海道第四のラーメンどころか、もっと上位に名乗りを上げてもいいのではないかと思うほど。
このコクあるスープに太めのちぢれ麺がからむからむ。
またコクのあるスープなのに飲み干して、まだ欲しくなってしまうほどです。
■ご紹介したお店■
店名:味の大王本店
住所:北海道室蘭市中央町2-9-3
電話番号:0143-23-3434
ご紹介した3つのラーメンは各地域を代表するラーメンです。
便利とはいえない場所にありますが、わざわざ訪れる価値あるもの。
もはや「ご当地ラーメン」とは言えない極上ラーメンをご賞味下さい。
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(2025/2/14更新)
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