ヨーロッパの中でも人気急上昇中の国ブルガリア。日本ではヨーグルトが有名ですが、実はローズオイルの生産量が世界一だったり、貴重な世界遺産や遺跡が保存状態良く保たれていたり、美味しい料理やワインが堪能できたり・・・と、魅力満載の国なのです。
そこで、今回は元旅行会社スタッフでブルガリアに訪れたことのあるトラベルjp ナビゲーターのYamaneco Mがブルガリアのおすすめ観光スポットをご紹介します。
酪農王国!ブルガリア・ソフィアで訪れるべき場所5選by 大川原 明
地図を見る4世紀にローマ帝国により建てられた首都ソフィアに現存する最古の教会「聖ゲオルギ教会」。ソフィア中心部、大統領官邸の近くに位置し、近代的な建物に囲まれて佇む隠れ家的な教会です。
内部に入る事ができ、内部の壁や天井には10〜14世紀に描かれた宗教画が見られます。また、教会の後ろにはローマ帝国時代の浴場跡も残っていて、隣接する遺跡も見どころのひとつ。
<基本情報>
住所:Sofia Center, Knyaz Alexander Dondukov Blvd 2, 1000 Sofia
この写真の記事を見る ≫
ソフィア中心部に位置する「アレクサンダル・ネフスキー寺院」は、バルカン半島で最も美しいと称される教会です。黄金のドームを持つネオ・ビザンツ様式の大きな教会は、収容人数5000人、高さ60mとその壮大さは圧巻!
帝政ロシア支配下の1877年に起こった露土戦争において戦死した約20万名のロシア兵を慰霊する目的で、40年の年月を費やし建てられたもので、内部の美しいステンドグラスやシャンデリアも必見です。
<基本情報>
住所:Sofia Center, pl. "Sveti Aleksandar Nevski", 1000 Sofia
アクセス:地下鉄SU Sv. Kliment Ohridski駅(聖クリメント オフリドスキ ソフィア大学駅)から徒歩5分
この写真の記事を見る ≫
多宗教の寺院・教会が一度に見られるカオスな世界!ソフィアの歴史建造物5選!by 浮き草 ゆきんこ
地図を見るソフィアの中心地、地下鉄Serdika駅を出るとすぐに見えてくるのが「バーニャ バシ ジャーミヤ」。オスマン朝が最盛期のときに建てられたイスラム寺院(モスク)で、遠くからでも細長い尖塔と丸いドーム屋根を見ることができます。
素敵な石造りの四角い外観が特徴的なモスクで、お祈りの時間帯には多くのイスラム教徒の人々が出入りしてます。
<基本情報>
住所:Sofia Center, Knyagina Maria Luisa Blvd 18, 1000 Sofia
アクセス:地下鉄Serdika駅から徒歩すぐ
この写真の記事を見る ≫
ミネラルウォーター飲み放題!ブルガリアにいるだけで肌も髪もツルッツル!by 浮き草 ゆきんこ
地図を見るソフィア中心部、セルディカ駅前のバーニャ・バス・ジャーミヤは“お風呂のモスク”を意味する名を持ち、その裏手には「チェシメ」と呼ばれる温泉水の汲み場があります。
蛇口からは温泉水が流れ出ていて、誰でも自由に無料で利用することができ、ペットボトルやポットを持参して温泉水を汲む地元の人々で賑わっています。温泉水は飲用としても利用されていて、飲むことも可能。訪れた際には、ぜひ試してみてくださいね。
住所:Sofia Center, Knyagina Maria Luisa Blvd 18, 1000 Sofia
アクセス:地下鉄Serdika駅から徒歩すぐ
この写真の記事を見る ≫
多宗教の寺院・教会が一度に見られるカオスな世界!ソフィアの歴史建造物5選!by 浮き草 ゆきんこ
地図を見るバーニャ・バシ・ジャーミヤを右に折れた先にあるのがヨーロッパ最大のユダヤ教寺院「シナゴーグ」。八角形の形をした礼拝堂にはユダヤ教を象徴する燭台が置かれ、豪華なシャンデリアも吊るされています。荘厳な装飾とレリーフに目を奪われるはず。ブルガリアで1、2を争うほど美しいと評される「シナゴーグ」は一見の価値ありです。
<基本情報>
住所:Sofia Center, Exarch Joseph Street 16, 1000 Sofia
アクセス:地下鉄Serdika駅から徒歩3分
この写真の記事を見る ≫
多宗教の寺院・教会が一度に見られるカオスな世界!ソフィアの歴史建造物5選!by 浮き草 ゆきんこ
地図を見る金色の丸いドーム屋根とエメラルドグリーンの尖塔が青空に映える「聖ニコライ・ロシア教会」は、ソフィア中心部のアレクサンダル・ネフスキー寺院近くにある教会。尖塔の先を見ると、ロシア正教会で用いられる十字架の本数が多い八端十字架も見ることができます。
地下には奇跡を起こすと信じられているセラフィム・ソボレフ大司教の墓があり、多くの信者が祈りをささげにくる場所となっています。
<基本情報>
住所:Sofia Center, Tsar Osvoboditel Blvd 3, 1000 Sofia
この写真の記事を見る ≫
ブルガリア全土から見つかった世界最古ともいわれている金細工の多くは、ソフィア市内中心部に位置する「国立考古学博物館」で見ることができます。
中でも見逃せないのが20世紀最大の発見と言われている“トラキア王の黄金のマスク”!エジプトのツタンカーメン王のマスク以来の発見と騒がれた約700gもある黄金のマスクは、世界中で見つかったマスクの中で一番重いと言われています。
<基本情報>
住所:Sofia Center, ul. "Saborna" 2, 1000 Sofia
この写真の記事を見る ≫
世界最古の金細工が数多く見つかっているブルガリアでは、埋葬者とともに見つかった金もあります。ブルガリアで最大の博物館の「国立歴史博物館」では、黄金の腕輪や金のネックレス、金の杖など、いくつもの金細工が見つかり、発見当時そのままの状態で展示されています。
ソフィア市内からも簡単にアクセスできるヴィトシャ山の麓に位置し、近くには世界遺産のボヤナ教会があるので合わせて訪れるのがおすすめ。
<基本情報>
住所:BoyanaVitosha, ul. "Vitoshko lale" 16, 1404 Sofia
この写真の記事を見る ≫
ブルガリアの世界遺産「ボヤナ教会」のフレスコ画が圧倒的スケールby 浮き草 ゆきんこ
地図を見るソフィア郊外にある「ボヤナ教会」は、1979年に世界遺産に登録された歴史ある教会。古びたレンガ造りの外観を見ると、なぜ世界遺産?と思うほど、ひっそりとした佇まいです。
しかし、一歩中に入るとそこにあるのは生き生きとした表情が描かれた240枚ものフレスコ画!頭上いっぱいに広がる圧倒的スケールの見事なフレスコ画は見ごたえ十分です。
<基本情報>
住所:BojanaVitosha, ul. "Boyansko ezero" 3, 1616 Sofia
アクセス:地下鉄James Bourchier駅下車後、64番か107番のバス乗車
この写真の記事を見る ≫
セルディカ駅の近くに位置し、クラシックな外観が特徴的な「中央ソフィア市場ホール(通称セントラル・ハリ)」。ここでは、地元の新鮮な食材や生活雑貨、カフェ、フードコートなどが充実しています。
食べ歩きを楽しんだり、バラを使用したコスメも豊富に取り揃えられていて、お土産探しにも最適な場所です。屋根があるため、雨の日でも快適に過ごせ、地元の人々の日常生活を垣間見ることができるのも魅力。
<基本情報>
住所:Sofia Center, Knyagina Maria Luisa Blvd 25, 1000 Sofia
アクセス:地下鉄セルディカ駅から徒歩5分
この写真の記事を見る ≫
壮大なフレスコ画が壁一面に!ブルガリア世界遺産「リラの僧院」by Hiroko Oji
地図を見るブルガリアの首都ソフィアの南約66km、リラ山脈の奥深くにある「リラの僧院」。ブルガリア正教の総本山といわれる修道院で、ブルガリアで最も文化的、歴史的、建築学的に重要な遺跡の一つであると評価されているブルガリアが誇る世界遺産です。壁と天井一面に色彩豊かなフレスコ画が描かれていて、その美しく壮大なフレスコ画は必見!
<基本情報>
住所:2643 Rilski manastir
この写真の記事を見る ≫
どこを切り取っても"フォトジェニック"ブルガリア「プロヴディ…by U KOARA
地図を見る「プロヴディフ」は首都ソフィアに次ぐ第2の都市で、その歴史は古く紀元前19世紀に遡ります。他の国では見たことがないような造りのプロヴディフ独特の建築デザインの建物が特徴的で、珍しいカラフルな家がたくさん立ち並ぶ旧市街は街全体がまるで博物館のよう!
どこを切り取ってもフォトジェニックな街並みが魅力の人気の観光スポットです。
<基本情報>
アクセス:ソフィアからバスで2時間20分ほど
この写真の記事を見る ≫
ブルガリア中部の「スタロセル村」は、ブルガリア第2の都市であるプロヴディフから北へ50km程の距離にあり、ブルガリアを中心とした国家を形成していたトラキア人の聖地と呼ばれる遺跡群がある事でも有名な村です。
スタロセル村には、“スタロセル”というブランドワインを醸造するワイナリーがあり、レストランやホテルも併設。ワイナリー見学とともにブルガリア料理を堪能したり、宿泊することも可能です。
<基本情報>
アクセス:ソフィアから車で約2時間
この写真の記事を見る ≫
香水などに使用されるローズオイルの生産が、世界市場の7割以上を占める世界最大のローズオイル生産国・ブルガリア。中部カザンラクを中心に周辺の市町村に広がる地域が「バラの谷」です。
中心都市であるカザンラクには、世界で唯一バラ油の生産を取り上げたバラ博物館があり、見どころのひとつ。また、この地域で毎年開催される伝統的なバラ祭りは、世界中から多くの観光客が押し寄せる人気イベントです。
<基本情報>
アクセス:ソフィアからバスで約3時間40分
この写真の記事を見る ≫
2000年以上前にブルガリアで黄金文明を築いたトラキア人は、一大栄華を誇ったものの、文字がなかったことで歴史の闇に葬られていました。
バラの谷で有名なカザンラクにある「トラキア人の墳墓」は、第二次世界大戦中に防空壕を掘っていた兵士によって偶然発見されたもの。この墳墓と同時にトラキア人の風習や戦争時・葬儀の様子などが描かれたフレスコ画が色鮮やかなまま残されているのが発見され、世界遺産に!
<基本情報>
住所:Partyulbe, ul. "General Radetski", 6102 Kazanluk
この写真の記事を見る ≫
ブルガリアの古都「ヴェリコ・タルノヴォ」の美しき旧市街を歩くby Hiroko Oji
地図を見るバルカン山脈の東部、観光地としてブルガリア人にも人気の高い「ヴェリコ タルノヴォ」は、ブルガリアでも最古の集落の一つ。5000年を超える歴史を持つ古都です。
町の起点となるのはブルガリアの母広場、ここから東側に旧市街が広がります。ツァレヴェッツの丘まで続く1本道がメインストリートで、両側にレストランやホテル、ショップが立ち並びます。急斜面に張り付くようにして家が立ち並ぶ美しい町並みは見事な眺め!
<基本情報>
アクセス:ソフィアからバスで約3時間15分
この写真の記事を見る ≫
ブルガリアの古都近郊・アルバナシ村でオスマン朝へタイムスリップby Hiroko Oji
地図を見るヴェリコ・タルノヴォの近郊にある村のひとつで、石造りの家が連なり、のんびりした時間が流れる「アルバナシ村」。村には古くからのお屋敷が80も現存し、そのうち36が国の文化財に指定されています。
色鮮やかな美しいフレスコ画でびっしり埋め尽くされた“生誕教会”が見どころで、村では、手作り作品やバラを原料にした製品を売っている村人の姿にも出会えます。一針一針丁寧に刺した刺繍製品はとても綺麗でお土産にもおすすめ。
<基本情報>
アクセス:ヴェリコ・タルノヴォから車で約15分
この写真の記事を見る ≫
ブルガリア初の「美術館都市」!コプリフシティッツァに残る美しいお屋敷たちby Hiroko Oji
地図を見る「コプリフシティッツァ」は、美しいお屋敷たちが今も残る、ブルガリア初の“美術館都市”!19世紀、バロック様式と民族復興様式が融合した屋敷がこの地方の邸宅に取り入れられるようになり、独特な張り出し窓が特徴的なお屋敷が今でもたくさん保存されています。
一般的には、名前の付けられた有名なお屋敷は6軒で、ハウスミュージアムめぐりの形で見学できるようになっています。
<基本情報>
アクセス:ソフィアから列車で約2時間、バスなら途中の町で乗り換えて約2時間半
この写真の記事を見る ≫
黒海沿岸に位置する「ブルガス」は、ブルガリアで4番目に人口が多い都市で、夏には多くの観光客が訪れる賑やかなバカンス地として知られています。
海岸沿いには“シーガーデン”と呼ばれる庭園が広がっていて、散歩やピクニックを楽しむ人の姿が。周辺には魅力的なカフェやレストランも充実していて、目の前に広がる美しい黒海を眺めながらリゾート気分を味わったり、リラックスしたひとときを過ごすのに最適な場所です。
<基本情報>
アクセス:ソフィアから国内線で約45分、バスで約5時間半
ブルガリア「ネセバル」は黒海に浮かぶ世界遺産の島by たぐち ひろみ
地図を見る「ネセバル」は、黒海沿岸のブルガスから北東に約30kmの地点に位置し、美しい黒海と歴史的な建物に囲まれた世界遺産の街です。ヘレニズム時代の貴重な遺跡が数多く残っているのが特徴。
その歴史的な街並みを保ちながら、黒海に面したリゾート地としての魅力も兼ね備え、多くの観光客を惹きつけています。聖ソフィア教会やパントクラートル教会、ネセバル考古学博物館などが見どころ。
<基本情報>
アクセス:ブルガスより車で約40分
この写真の記事を見る ≫
ブルガリアの北東部に位置し、黒海に面した港町「ヴァルナ」。首都ソフィアやプロヴディフに次ぐブルガリア第3の都市であり、“海の首都”や“夏の首都”とも称されるこの街は、黒海沿岸の保養地としても知られています。
街には、生神女就寝大聖堂やローマの公衆浴場、考古学博物館などの観光スポットがあります。黒海の新鮮なシーフードを味わえる素敵なレストランも多数あり、グルメも楽しめるのが魅力。
<基本情報>
アクセス:ソフィアから国内線で約2時間10分、バスで約6時間15分
「イヴァノヴォの岩窟教会群」は、その保存状態の良さと13世紀から14世紀に描かれた中世ブルガリア美術の傑作と評されるフレスコ画が有名で、ユネスコの世界遺産に登録されています。
ルーマニアに隣接する町ルセから南へ20Kmほどの場所に位置し、この場所では岩を刳り貫いて作られた聖堂や修道院などの建物群を見ることができます。
<基本情報>
住所:7088 Ivanovo
ブルガリア中部に位置する「ヒサリャ」は、古代ローマの要塞壁が残る町で、水源も豊富。町の至る所には温泉水が湧き出る温泉地で、この地域ではスパが特に注目されています。
多くのホテルには温泉施設やスパが併設されていて、ゆったりとしたひとときを過ごせます。観光地化されすぎておらず、地元の人々の生活に触れることができる穏やかな雰囲気も魅力。
<基本情報>
アクセス:ソフィアから車で約1時間半
この写真の記事を見る ≫
ブルガリアの北東部にあるシュメン州のシュメン県に存在する「マダラの騎士像」は、マダラ高原の崖に刻まれた巨大なレリーフ。このレリーフは地面から20m以上もの高い場所に描かれていて、今なおその作成過程は解明されておらず、謎として残るブルガリアの世界遺産です。
彫られた岩から森の中の小道を進み、石段を登った先にあるのがマトラの要塞。要塞からは美しいパノラマの景色が楽しめます。
<基本情報>
住所:9971 Madara
「ベログラドチク要塞」またの名を“カレト”と呼ばれるこの古代の要塞は、ブルガリア北西部のバルカン山脈の北斜面に位置する古城です。ブルガリア国内でも特に保存状態が良い要塞のひとつで、周囲の奇岩と共にこの地域の文化的・歴史的な観光名所として人気を集めています。その独特な景観美と山々の景色を望む美しいロケーションも魅力的。
<基本情報>
住所:ul. "Colo Todorov", 3900 Belogradchik
東欧の国ブルガリアは、歴史的な建造物と美しい風景に出会える近年注目の旅行先。日本の4分の1ほどの面積しかない小さな国ですが、多彩な世界遺産や絵になる可愛い町や建物、山奥に佇む修道院、黒海リゾートや温泉地など、想像を超える貴重な観光素材が眠っている魅力溢れる国です!
他のヨーロッパ諸国にまったく引けをとらない見どころ、グルメ、お土産満載のブルガリアへ、ぜひ足を運んでみてくださいね。
(文:トラベルjp ナビゲーター Yamaneco M)
2024年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2025/1/25更新)
- 広告 -