南米大陸の約半分を占め、2016年のオリンピック開催国であり、カーニバルでも有名なリオデジャネイロを擁する人気観光地・ブラジル。アマゾンの熱帯雨林やイグアスの滝、幻想的な風景が広がるレンソイス・マラニャンセス国立公園などの雄大な自然だけでなく、近未来的な人工都市、歴史ある美しい街並みなども楽しめます。
今回は元旅行会社スタッフでブラジルに訪れたことのあるトラベルjp ナビゲーターのYamaneco Mがブラジルのおすすめ観光スポットをご紹介します。
リオデジャネイロと言えば、なんといっても山の上に大きく手を広げているキリスト像!このキリスト像はそのぽっこりとした形が印象的な標高710mの「コルコバードの丘」の上に、両手を大きく広げて立っています。1931年のブラジル独立100周年を記念して立てられ、その高さはなんと約40m!
晴れの日も雨の日も、また朝も夜も、その威厳に満ちた姿がリオ市内からもはっきりと見えます。
<基本情報>
住所:Parque Nacional da Tijuca - Alto da Boa Vista, Rio de Janeiro
アクセス:麓のCosme Velho駅から登山列車で頂上まで約20分
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これぞ世界一の祭典!リオのカーニバル徹底攻略ガイド!by 長坂 ヒロ
地図を見る世界最大の祭りとして名高い「リオのカーニバル」。カーニバルの期間となると世界中から観光客が押し寄せ、街はとてつもない盛り上がりを見せます。
一般的に、リオのカーニバルと聞いて想像するのが、こちらのカーニバル!リオの中心街に程近いサンボードロモと呼ばれる会場で行われるこちらのパレードでは、華やかな衣装のダンサーや、重低音の打楽器隊などが観客を魅了します。
<基本情報>
住所:Avenida Marques de Sapucai, Rio de Janeiro
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2000万人以上の人口を誇り、南米はもちろん、南半球最大の都市として知られる「サンパウロ」。ブラジル経済を支えるこの大都市は、世界でも8番目に人口の多い都市として知られています。
サンパウロの街のちょうど中心部に位置するのが、セー教会。緑色の尖塔が美しいゴシック様式の入口を通り抜ければ、中には真っ白な石柱や、光に映えるきれいなステンドグラスが。その絶景は思わず息をのむほどです。
<基本情報>
アクセス:リオデジャネイロから飛行機で約1時間10分
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滝以外にも魅力満載!イグアス王道観光1日モデルコースby 長坂 ヒロ
地図を見るアフリカのヴィクトリアの滝、アメリカのナイアガラの滝と並んで世界三大瀑布に数えられる南米「イグアスの滝」。ブラジルとアルゼンチンの国境に位置し、その両国側から大迫力を満喫することができます。
目の前でとてつもない轟音を立てながら流れる滝の迫力は、想像以上!その水量は世界三大瀑布の中でもダントツと言われています。
<基本情報>
住所:Misiones Province
アクセス:観光拠点の街フォス・ド・イグアスからイグアス国立公園へバスで約30分
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ブラジルの首都「ブラジリア」。1960年に首都移転のために建設された計画都市であるブラジリアは、斬新な街のデザインが注目を浴び、歴史が浅いにもかかわらず、世界遺産に登録された珍しい街です。
街には近未来的な建築物が点在し、展望台から街並みを一望することができるテレビ塔や外観も内部もフォトジェニックなブラジリア大聖堂、ステンドグラスが美しいドン・ボスコ聖堂などが観光名所として人気。
<基本情報>
アクセス:リオデジャネイロまたはサンパウロから飛行機で約1時間45分
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地球上最大の大自然、アマゾンの拠点となる「マナウス」。アマゾンの醍醐味といえば、やっぱりジャングルクルーズ!船に乗って観光するだけのものから、自分でワニやピラニアを捕まえるようなものまで、お好みに合わせてさまざまな観光ツアーが用意されています。
そんな中でも必ず見たい絶景が、アマゾンのシンボルでもあるオオオニバスの群生。大きいものはなんと直径3mにもなるのだとか!
<基本情報>
アクセス:サンパウロまたはリオデジャネイロから飛行機で約4時間
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ブラジル北東部、マラニャン州に位置する「レンソイス マラニャンセス国立公園」。ここの一番の名物と言えば、なんといっても真っ白な砂丘と、その中に浮かぶ青い池。その景色はあまりにも壮大で、どこか地球ではない惑星に迷い込んだかのような気分になります。
毎年雨季である1月から6月の間に降り溜まった雨が、無数の池を形成し、太陽のもと青く輝きます。その大きさは約15万haにも及びます!
<基本情報>
住所: Barreirinhas ,Maranhenses
アクセス:最寄りの空港があるサン・ルイスから観光拠点の町・バヘリーニャスまで車で約4時間半
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ブラジルの北東に位置するバイーア州の州都「サルヴァドール」。1763年までブラジルの首都で、ポルトガルの植民地時代にはアフリカから多くの奴隷が連れてこられ、その玄関口だった場所。民族の融合によって独自の文化が生まれ、現在ではサルヴァドールは文化の首都と言われるまでに。
旧市街はサルヴァドール・デ・バイア歴史地区は世界遺産にも登録されているエリア。教会や修道院など当時の建築物が今でもいくつか残っています。
<基本情報>
アクセス:
リオデジャネイロから飛行機で約2時間
サンパウロから約2時間20分
野生動物と自然の宝庫!世界最大級の湿原・パンタナール(ブラジル)by 一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る内陸部にある世界最大級の湿原「パンタナール」。その湿原は河川や湖、滝などで潤い、さまざまな種類の野生動物や鳥類が棲息しています。
パンタナールの動物たちは野生なので、見たい動物を見られるとは限らないのですが、このメガネカイマンというワニは比較的簡単に見られる動物と言えるでしょう。獰猛なイメージがあるかもしれませんが、非常におとなしく、襲われる心配は無用です。
<基本情報>
住所:Parque Nacional do Pantanal Matogrossense
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ブラジル南東部、ミナスジェライス州に位置する古都「オウロ プレット」。かつてはゴールドラッシュに沸き、一攫千金を夢見る世界中の人々を魅了した街としても知られています。
どこを歩いても素敵な街並みが楽しめますが、なかでも一番の絶景を味わうことができるのがメルセス教会!街全体を見渡すことができるこの教会は、景色に酔いしれていると、あっという間に時間が過ぎ去ってしまいます。
<基本情報>
アクセス:リオデジャネイロから飛行機で約1時間、ベロオリゾンテへ。そこからバスで約2時間
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ブラジル北東部に位置する「オリンダ」は、ポルトガル語で“おー美しい!”という意味を持つ街。歴史溢れる教会や色鮮やかなコロニアル調の建物が並ぶ美しい景観で知られ、訪れる人々を魅了しています。
また、毎年2月に行われる独特の風習が見られるユニークなカーニバルも一見の価値あり。このカーニバルでは、特別に作られた巨大な人形が、陽気な音楽とともに街中をパレードで練り歩く姿が見られます。
<基本情報>
アクセス:レシフェから車で約30分
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ブラジル北東部、レシフェから約60km南下すると「ポルト ジ ガリーニャス」と呼ばれる南米有数のビーチリゾートがあります。この地の最大の魅力は、エメラルド色の美しい海と、天然のプール!水面に潜ると、たくさんの魚たちと一緒に泳ぐことができます。
また、ビーチのそばには南国らしいカラフルなオブジェがあり、多くの人で賑わう人気の撮影スポットとなっています。観光の記念にぜひ立ち寄ってみてくださいね。
<基本情報>
アクセス:レシフェから車で約50分
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サンパウロの中で特にオシャレなスポットとして知られるのが「ピニェイロス地区」と、とすぐ隣に位置するヴィラ・マダレーナにかけてのエリア。この地域は、洗練されたカフェやギャラリー、ベジタリアンやヴィーガン向けの店舗、ブラジルの手作り雑貨や家具店などが点在し、特に若者やアーティストに人気があります。
さらに、街のあちこちにグラフィティアートや装飾が施されていて、散策するだけでも楽しめるエリアです。
<基本情報>
住所:Av. Brigadeiro Faria Lima, 201, Rua Corope, 88 - Pinheiros
アクセス:地下鉄 Fradique Coutinho駅から徒歩15分
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リオデジャネイロの旧市街、セントロ地区にある神秘的な美しさを誇る「幻想図書館」。この図書館は、正式には王立ポルトガル図書館という名で、35万冊以上の古書が整然と並び、まるで映画『ハリー・ポッター』の世界に迷い込んだかのよう!どこを切り取っても絵になるクラシカルな空間が魅力です。
教会のような荘厳な外観やステンドグラスがあしらわれた天窓、ライトにはシャンデリアが使用され、豪華絢爛な装飾品も必見。
<基本情報>
住所:R. Luis de Camoes, 30 Centro, Rio de Janeiro - RJ,20051-020
アクセス:地下鉄 Uruguaiana駅から徒歩5分
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マラニョン州の都「サン ルイス」は、白い砂丘で有名なレンソイスへ行く途中の中継地点でもあり、ブラジルで唯一フランス人によって築かれた街。古き良き趣のあるコロニアル様式の街並みや歴史的な建物が魅力的です。
旧市街は、“アズレージョ”と呼ばれる色とりどりのタイルで装飾された愛らしい街並みが特徴で、サンルイス歴史地区としてユネスコ世界文化遺産にも登録されています。
<基本情報>
アクセス:サン・パウロ、またはブラジリアから飛行機で約1時間
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驚異の透明度!ブラジル・ボニートで大自然のアクアリウムを体感by Yamaneco M
地図を見る世界最大級の大湿原パンタナールの観光拠点になっている町「ボニート」。周囲は豊かな自然に恵まれ、大自然を堪能できるアクティビティが充実している観光スポットです。
中でも、驚異的な透明度を誇るプラタ川のシュノーケリングが大人気!この川は世界で最も美しいとも言われ、クリスタルのように澄んだ水中では、数多くの魚を間近で観察することができ、まるで天然のアクアリウムの中を散策しているかのような体験が楽しめます。
<基本情報>
住所:Bonito, State of Mato Grosso do Sul 79290-000
アクセス:最寄空港都市カンポグランジよりバスで約4時間
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元在住者が教える!リオデジャネイロ観光スポット15選!by 長坂 ヒロ
地図を見る「ポン ジ アスーカル」は、コルコバードの丘と並ぶリオデジャネイロの観光名所。この標高約400mの巨大な奇岩は、グアナバラ湾に突き出た半島に位置し、ケーブルカーを利用してアクセスすることができます。
頂上からはリオの市街地を一望でき、特に夕暮れ時には、昼間とは異なる美しい景色が楽しめます。夕日が街を照らし出し、コパカバーナやイパネマの向こうに沈んでいく光景は格別の眺め。
<基本情報>
住所:Avenida Pasteur, 520 - Urca, Rio de Janeiro
アクセス:市内中心部から車で約30分、そこからケーブルカーを利用
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ブラジルのスイス!「カンポス・ド・ジョルダン」の楽しみ方by インディカ マイ
地図を見るサンパウロ市の北東約180キロに位置する「カンポス ド ジョルダン」は、ブラジルで最も高い標高を誇る都市であり、空気が綺麗なことから、かつては結核患者が多く訪れる結核治療所として栄えた歴史があります。
街には、スイス風の建築様式が特徴的な三角屋根の建物が立ち並び、洗練されたヨーロッパ風の街並みが魅力的。“ブラジルのスイス”として知られ、国内外から多くの観光客が訪れる人気の観光地となっています。
<基本情報>
住所:Campos do Jordao 12460-000
アクセス:サンパウロからは車で約3時間
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リオデジャネイロ観光の定番ともなっている「コパカバーナビーチ」は、全長約4kmにわたる白砂のビーチで、浜辺のビル郡と合わせて、リオを象徴する魅力的な風景が広がっています。
周辺には有名な国際ホテルも集中し、ビーチ沿いの大通りにはキオスクや露店が立ち並び、多くの観光客で賑わっています。また、ビーチでは、ビーチサッカーやバレー、サーフィンなど、様々なスポーツを楽しむ地元の人々の姿も見られます。
<基本情報>
住所:Praia de Copacabana,Rio de Janeiro
アクセス:地下鉄 Cardeal Arcoverde駅から徒歩5分
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リオの二大ビーチの一つとして知られる「イパネマビーチ」は、コパカバーナビーチと並ぶ人気のスポット。地元の人々に特に愛されていて、ボサノバの名曲『イパネマの娘』のモデルになった場所としても有名です。
ビーチで寛いだり、ショッピングを楽しんだりと、思い思いの時間を過ごせるおしゃれなビーチリゾート。また、“イパネマ”という名のビーチサンダルブランドも人気で、海や街にぴったりなデザインが世界中で支持されています。
<基本情報>
住所:Praia De Ipanema,Rio de Janeiro
アクセス:
地下鉄 General Osorio駅から徒歩5分
コパカバーナからタクシーで約10分
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世界最大規模のサッカースタジアムである「マラカナン」。2014年のワールドカップ決勝が開催され、2016年のリオオリンピックでは主要な会場として利用されたこのスタジアムは、言わずと知れたサッカーの聖地。
試合観戦はもちろん、試合が行われていない日でも内部見学ツアーに参加することが可能で、ミュージアムや選手控室、スタジアムの芝生などを見学することができます。
<基本情報>
住所: Rua Professor Eurico Rabelo, Rio de Janeiro
アクセス:地下鉄 Maracana駅から徒歩3分
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元在住者が教える!リオデジャネイロ観光スポット15選!by 長坂 ヒロ
地図を見るリオ・デ・ジャネイロの海岸沿いに位置する“ブーレヴァード・オリンピコ”は、リオ五輪を控えていた当時、大規模な都市再生プロジェクトが進められたエリア。「明日の博物館」は、その一環として2015年にオープンした観光名所で、スペイン人建築家サンティアゴ・カラトラバ氏によるダイナミックな近代建築として世界的に知られています。
この施設では、地球や人類の過去と未来について学ぶことができ、斬新なデザインの外観が魅力的。
<基本情報>
住所:Praça Maua 1, Centro, Rio de Janeiro, 20081-240
アクセス:トラム Parada dos museus駅から徒歩3分
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あの有名ブランドCMで一躍話題に!ブラジル・ニテロイ近代美術館の魅力by かもた のぞみ
地図を見るリオデジャネイロの対岸に位置するニテロイにある「ニテロイ近代美術館」は有名ブランド、ルイ・ヴィトンのCMで一躍話題になった美術館です。地元の人々からUFOと呼ばれるそのユニークな外観は、遠くからでも一目でわかるほどの個性的なデザイン!
メッセージ性の高い近代美術の作品が数多く揃っている美術館内部も見逃せません。また、対岸のリオデジャネイロの素晴らしい景色を堪能することができるのも魅了のひとつ。
<基本情報>
住所:Mirante da Boa Viagem, Boa Viagem, Niteroi, 24210-390
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ブラジル北東部に位置する秘境「ジャパーダ ジアマンチーナ国立公園」は、手つかずの自然を楽しむことができる魅力的なスポットです。テーブルマウンテンや洞窟、滝、鍾乳洞などが主な見どころで、自然の造形が織りなす絶景は、息をのむほどの美しさ。
シャパーダ・ジアマンチーナにある青の洞窟は、ブラジル版“青の洞窟”と称され、神秘的な青の世界が広がっていて、とてもフォトジェニックです。
<基本情報>
住所:Andarai State of Bahia, 46430-000
アクセス:サルヴァドールからバスで約6時間
「アーヴェス公園」は、鳥公園(通称バードパーク)と呼ばれ、イグアス国立公園の入り口近くに位置しており、イグアスの滝を訪れる際には、ぜひセットで訪れたいスポットです。
公園内では、黄色いくちばしが特徴的で日本人にも人気のあるトゥッカーノ(オニオオハシ)を間近で観察できるほか、さまざまな鳥類やイグアナ、ワニ、アナコンダなど、南米特有の爬虫類も見ることができます。
<基本情報>
住所:Parque das Aves, Av. das Cataratas, 12450 - Vila Yolanda, Foz do Iguacu -PR, 85859-899
アクセス:ブラジル側イグアス国立公園の入り口から徒歩5分
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南米最大の国、ブラジル。その広大な土地には、イグアス滝やアマゾン、パンタナールなどのスケールの大きい壮大な自然、美しいビーチや街などが、点在。また、コーヒーやサッカー、サンバなどラテンの雰囲気を楽しむことができる多様な文化や、陽気な人々も魅力的です。
ブラジルは日本から見ると地球の裏側にあり、訪れるにはなかなか遠い国ですが、一度は行ってみたい素晴らしい観光スポットが目白押しの国です!
(文:トラベルjp ナビゲーター Yamaneco M)
2024年12月の情報です。最新の情報は公式サイトにてご確認ください。
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(2025/1/25更新)
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