「スズキ・ジムニー ノマド」発表会の会場から
2025.01.30
画像・写真
webCG 編集部
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1/44スズキの新型車「ジムニー ノマド」と、フォトセッションに臨む鈴木俊宏 代表取締役社長。“5ドアのジムニー”の国内導入が遅れたことについて鈴木社長は、「『ジムニー/ジムニー シエラ』の納車待ちが解消できていない状況で、自分自身はジムニー ノマドの追加的な販売に反対していたものの、営業サイドの(ジムニー ノマドを導入しユーザーへの配車切り替えを実施するなどしてデリバリーの問題を改善できるという)意見も検討しつつ議論を重ね、この時期になりました」と説明した。
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2/44発表会では、車名に「ノマド」を付記することを提案したのは鈴木俊宏社長自身だった、というエピソードも紹介された。鈴木社長によれば、それは「5ドアのジムニーに、コンパクトSUVの開拓者たる『エスクード』のイメージを重ねたかったから」。1988年に3ドア車として生まれたスズキ・エスクードには、1990年、ロングボディー版「エスクード ノマド」が追加されている。
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3/44「ジムニー ノマド」の発表会が行われた1月30日は、「スズキ・ジムニー」の生みの親である故・鈴木 修氏の誕生日。ジムニー史上初の5ドアモデルであるジムニー ノマドの国内導入を見届けることなく2024年12月25日に世を去ったことについて、その子息である鈴木俊宏社長は、「5ドアをラインナップするというのは、世のニーズが多様化していることへの対応。相談役(修氏のこと)は常に生活に密着したクルマづくりを目指してきた人ですから、今回のノマド投入にも満足してくれたと思います」とコメントした。
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4/44スズキ・ジムニー ノマド(フロントまわり)
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5/44スズキ・ジムニー ノマド
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6/44スズキ・ジムニー ノマド
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7/44スズキ・ジムニー ノマド
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8/44スズキ・ジムニー ノマド
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9/44スズキ・ジムニー ノマド
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10/44スズキ・ジムニー ノマド
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11/44スズキ・ジムニー ノマド(フロントホイール)
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12/44スズキ・ジムニー ノマド(リアホイール)
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13/44鈴木俊宏社長に続いては、チーフエンジニアの佐々木貴光氏(写真左)が登壇。「ジムニー ノマド」の開発コンセプトやセリングポイントについて説明した。会場では報道陣から、インドで生産、日本に輸入される同モデルの“インドクオリティー”についての質問も。その点、佐々木氏は「試作をインドで行う段階で、開発者のほか生産・検査・営業の日本人スタッフが品質チェックをしています。インドと日本では品質に対する見方が異なりますが、それを掛け合わせたうえで日本において求められるクオリティーに合致するものにしています」と回答した。
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14/44発表会での資料から。「ジムニー」シリーズはこれまで199の国と地域で、ジムニー史上初となる5ドアモデルは100の国と地域で販売されているという。日本では今春より「ジムニー ノマド」の販売が始まるものの、グローバルでは101番目。遅めのスタートとなっている。
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15/44同じく、発表会での資料から。「ジムニー ノマド」では、ホイールベースを3ドア車の「ジムニー シエラ」より340mm長い2590mmとすることで、全長を3890mmに拡大。実用的な後席スペースと、より広いラゲッジスペースを実現している。リアの着座位置は、ジムニー シエラに対して50mm後方に移動。座面高は20mm高められ、シート自体もよりクッションの厚いものへと変更されている。
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16/44後部の荷室は、奥行きを「ジムニー シエラ」(写真右)比で350mm延長。開口部の敷居にガードを追加し、左側面にラゲッジルームランプを設置するなど、実用性の向上が図られている。
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17/44「ジムニー ノマド」と「ジムニー シエラ」のラダーフレームを比較したスライド資料。ジムニー ノマドのものは前後に長くなっているため、中間にセンタークロスメンバーを追加することで強度が確保されている。
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18/44「ジムニー ノマド」は、ロングホイールベース化により「ランプブレークオーバーアングル」こそ「ジムニー シエラ」より減じている(28度→25度)ものの、ジムニー シエラに比べて遜色のない対障害角度が確保されている。最低地上高は変わらず、210mmとなっている。
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19/44「ジムニー ノマド」の最小回転半径は5.7m。値としては「トヨタ・ハリアー」の一部グレードと同値であり、ショートホイールベースの「ジムニー シエラ」(4.9m)に対しては0.8mも大きくなる。
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20/44スズキ・ジムニー ノマド
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21/44スズキ・ジムニー ノマド
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22/44スズキ・ジムニー ノマド
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23/44スズキ・ジムニー ノマド
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24/44スズキ・ジムニー ノマド(前後ドアを全開にした様子)
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25/44スズキ・ジムニー ノマド(コックピット周辺部)
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26/44スズキ・ジムニー ノマド(フロントシート)
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27/44スズキ・ジムニー ノマド(インテリア)
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28/44スズキ・ジムニー ノマド(リアシート)
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29/44スズキ・ジムニー ノマド(リアシート)
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30/44スズキ・ジムニー ノマド(ラゲッジスペース/左のリアシートのみ倒した状態)
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31/44背もたれを倒したリアシートと荷室のフロアとの間には段差が生じるものの、その段差をなくす「ラゲッジボックス」(写真手前)がオプションとして用意されている。
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32/44スズキ・ジムニー ノマド(荷室)
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33/44スズキ・ジムニー ノマド(小物を固定するためのトノカバー上のネット)
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34/44スズキ・ジムニー ノマド(バックドアを開いた状態)
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35/44スズキ・ジムニー ノマド(メーターパネル)
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36/44スズキ・ジムニー ノマド(空調のスイッチ類)
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37/44スズキ・ジムニー ノマド(5段MT車のシフトレバー)
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38/44スズキ・ジムニー ノマド(5段MT車のシフトレバー)
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39/44スズキ・ジムニー ノマド
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40/44スズキ・ジムニー ノマド(フロントまわり)
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41/44スズキ・ジムニー ノマド(エンジンルーム)
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42/44スズキ・ジムニー ノマド(エンジンルーム)
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43/44スズキ・ジムニー ノマド(リアエンブレム)
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44/44「ジムニー ノマド」の販売が始まるのは、2025年4月3日。それまで販売店に実車が並ぶことはないものの、ショッピングモールやアウトドア施設でのプロモーションに先行展示することを検討しているという。