くび‐き【×頸木/×軛/▽衡】
くびき
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/16 02:14 UTC 版)
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くびき(軛、衡、頸木)とは、牛、馬などの大型家畜(輓獣)を犂や馬車、牛車、かじ棒に繋ぐ際に用いる木製の棒状器具である。
概要
家畜を使って耕運作業、車輌の牽引などをする場合は、それぞれの個体の頸部にくびきを挟み、そこに轅(ながえ)を取り付けて犂や車につないで用いる。牛車などに一頭のみで用いるものもある。くびきの利用は、数千年以上前から世界各地で確認され、印欧祖語の語彙にも含まれていたと考えられている。(yugóm英語版wiktionary)日本語では意味が広がり、荷車や人力車で人が輓くため握る棒(二本の轅[ながえ]で車体につながる)もくびきという。
歴史的意義
馬は正しい頸木を用いず車・犂・橇などの重量物を牽引させると、呼吸が妨げられるので実力の半分も出せない。 人間が「首を吊るようにかけた縄輪で牽引する」「棒の両端に縄をつけ、腕と胸で押す」「リュックサックのような帯を両肩につけ、それで牽引する」では牽引できる重量が極端に違うが、それに似ている。 牛は比較的簡単な装具で牽引させられるため、先に牛を用いる農耕が普及した。 馬の呼吸を妨げない頸木の完成は、馬に重い鋤を引かせることが可能になることにつながった。それは農業生産力を大幅に増した。
関連項目
槅
軛
「くびき」の例文・使い方・用例・文例
- 牛にくびきをかけすきにつなぎなさい。
- 2頭の牛をくびきにつなぐ.
- 牛をくびきにかけてつなぐ.
- くびきをつける、またはくびきと繋げる
- 牽引用の馬をくびきでつなぐ
- くびきか馬具を取り付ける
- からくびきを取り除く
- 牛をくびきから開放する
- くびきか馬具を取り外す
- 雄牛をくびきでつなぐ
- 『Mr. Pickwick took his hat and his leave(ピックウィック氏は帽子を取り、去っていく許しをもらった)』はくびき語法の例である
- くびきでつながれた一組の牽引用の家畜
- 雄牛はくびきで、引かれる
固有名詞の分類
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