カタラン数
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/10 04:31 UTC 版)
初等組合せ論におけるカタラン数(カタランすう、英: Catalan number)は、ベルギーの数学者ウジェーヌ・カタランに因んで名付けられた自然数のクラスである。n番目のカタラン数 Cn は
Cn は、n個の分岐を持つ(n + 1枚の葉を持つ)二分木の総数である。上記の図は C3 = 5 の場合に対応している。
上記の図は C4 = 14 の場合に対応している。
- 多角形の三角形分割
- n + 2個の辺からなる凸多角形を、頂点どうしを結ぶ線を互いに交差しないように引いて、n個の三角形に切り分けることを考える。この分け方の場合の数は、カタラン数 Cn である。以下の図は n = 4 の場合である。
詳細は「多角形の三角形分割」を参照- 平面グラフの交差
- 2n人が円になって手を交差させないで握手をする場合の数はカタラン数 Cn である。
- 非交差分割
- 集合 {1, 2, …, n} の非交差分割の数はカタラン数 Cn である。
性質
カタラン数は
- ^ ここで
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