ガンダムGT-FOUR
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/31 01:38 UTC 版)
「機動戦士ガンダム MSジェネレーション」の記事における「ガンダムGT-FOUR」の解説
ガンダムに航空機への可変機構をもたせるべく開発された機体で、機体名の「FOUR」とは「Flight & Operaitions Unification Reacters」の略である。メカニックデザインは藤田一巳[要出典]。 一年戦争末期に陸軍・空軍・海軍・宇宙軍らの共同による次世代MS開発計画「G-4計画」のうち、空軍によって開発された機体。RX-78-3(G-3ガンダム)を母体に、コア・ブースターの技術を融合させる事で大気圏内での長距離飛行を可能とする連邦軍初の可変MSとして設計された。 機体自体は以下の3段階の変形を可能としている。 Bモード 「ブースターモード」の略で、航空機形態となっており、主に移動に用いられる。ただし、この形態は機体に対して翼の面積が浮力を得るには小さすぎ、その飛行は大出力のスラスターによる推進となっているため、運動性能はあまり高くない。 Fモード 「フライヤーモード」の略で、MSに変形した状態でブースターノズルを水平に展開することにより、MS並の機動性と航空機並の行動拡大を目的とした形態。だが、ミノフスキー・クラフトはまだMSに装備できるほど小型化されていなかったために装備されず、ブースターによる推進力で飛行する。そのため、飛行時の運動性能は劣悪で、戦闘の際には自由落下とほとんど変わらないと言われている。 Gモード 「モビルスーツモード」を意味するが、G-4計画の一端として製造された経緯からMモードではなく、「ガンダム」のGから名付けられた「Gモード」と呼称されている。後のグリプス戦役時に開発された可変MSのようなフレーム素体はまだ開発されていないため、関節が脆弱などの欠点がある。 上記のような問題の他、地球連邦軍内における派閥争いで宇宙軍からRX-78-3のデータを入手できなかったために基本動作のデータが低すぎるなど、様々な問題が発生している。ただし、シミュレーション上は性能に問題は無く、機体性能にパイロットがついていけなかったのが原因だと開発担当者は説明している。 なお、操縦には機体の操作と武器管制のために2名を必要とする。コア・ファイターは複座式で、FモードやGモードでは後席が頭部の有視界コックピットに移動する。 コア・ブースター形態からMSに変形する画期的な機体ではあったが、上記の問題や、試験中に発生した様々なトラブル Bモードで空母へ着艦しようとしたさい、甲板に飛び出した民間人を避けるために滑走路をオーバーランし、機体を海に沈没させる。 基地への帰還のさい、錯乱した友軍の兵士から敵機と誤認され攻撃され撃墜される。 ジオン軍のMSザクスピードと交戦し破損する。 等があり、正式採用される前に一年戦争は終結。当時の開発スタッフはニュータイプ研究所他に移籍し、本機のコンセプトを元にアッシマーやギャプランなどの可変MAを開発したとも言われている。
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