トータス系AT
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 07:19 UTC 版)
「アーマードトルーパー」の記事における「トータス系AT」の解説
諸元スタンディングトータス形式番号 ATH-14-ST 分類 ヘビィ級アーマードトルーパー 所属 ギルガメス軍秘密結社 設計 コルヴェ星・ウットヘルト社 開発 コルヴェ星・ウットヘルト社 製造 コルヴェ星・ウットヘルト社 生産形態 制式採用機 全高 4.022 m(降着時は2.313 m) 乾燥重量 8.023 t 基本待機重量 8.302 t 装甲厚 6 - 15 mm 最大出力 300馬力 最大トルク 62 kg/m 巡航走行速度 43.0 km/h 限界走行速度 71.3 km/h メインコンピューター MCT-128-D マッスルシリンダー スレック方式1P-LK-S2 ポリマーリンゲル液 DT-MO 10.2HP/L2 PR液総量 207リットル 予備タンク容量 40リットル 標準交換時間 147時間 武装 アームパンチ(後期型のみ)11mm機関銃×2ハンディロケットガン 乗員人数 1名 搭乗者 ギルガメス軍兵士秘密結社パイロットル・シャッコケイン・マクドガルダイ・スーイ(青の騎士)イシュカ・シュリンク(青の騎士)ギャップ・グラフィット(ライトニングスラッシュ) ATH-14-ST スタンディングトータス 地上戦用のヘビィ級AT。ギルガメス軍の機体だが劇中では専ら秘密結社が使用。開発元はウットヘルト社。ヘビィ級ならではのパワーが持ち味で、ミサイルランチャーなどの重火器を使用することが多い。初期生産タイプには接近戦用のアームパンチやローラーダッシュ機構が装備されておらず、「近づいたら手も足も出ないドン亀」と呼ばれたが、後に標準装備となった。装甲もミッド級のスコープドッグより厚いため、バトリング選手の人気も高い。なお、トータス系ATにはコックピット側面に装甲シャッター付きの透明窓が設けられ、頭部はドッグ系と異なり胴体に直付けで回転型のカメラを持たない。 胸部に11ミリ機関銃2門が固定火器として装備されており、携行火器がない場合でも戦闘可能である。 初登場はテレビシリーズ第13話だが、それ以前の第4話で背景にスクラップとして登場している。ただし、準備稿をもとにした作画であり細部の形状が異なる。またバトリング会場の看板絵にも描かれている。第13話での手持ち火器も22連装HRAT-30ハンディロケットランチャーという、シリーズを通してここだけしか登場しない物を携帯していた。 バリエーションとして後述する湿地仕様のスタンディングタートル、宇宙仕様のスタンディングトータスMk-IIがアニメに登場している他、OVA『機甲猟兵メロウリンク』ではバトリング用のワイルドウィーゼルと呼ばれるものの他、カスタマイズを施した機体が登場。ゲーム『鋼鉄の軍勢』には重火力型のスタンディングトータスHAC、重装甲型のスタンディングトータスSTC、雪上仕様のスレッジトータス(ATH-14SNC)が、ゲームブック『復讐の惑星シド』では、外見に変化のない高機動のカスタムタイプのストーミングトータス(ATH-14STT)が登場している。なお、『メロウリンク』には下半身と左腕にトータス系のパーツを使用し、胴体と右腕にドッグ系のパーツを使用したゴールデンハーフスペシャルなる廃品再利用ATが登場。小説『青の騎士ベルゼルガ物語』では、主人公ケイン・マクドガルが「青の騎士」を名乗る前、シャ・バックとタッグを組んでいた時に「デッドボディ・ケイン」というリングネームで、カスタムの本機を使用していた。 正規軍での運用はOVA『ペールゼン・ファイルズ』にて、惑星ガレアデの最前線基地X-2に配備されていたものや、マニド峡谷を通過しようとした部隊にドッグ系ATに混じって配備されているのが確認できる程度。 OVA『幻影篇』のクメンでは政府軍側の機体として登場。なぜ湿地戦用のタートルではなく、標準型の本機なのかは不明。ル・シャッコが搭乗してクーデター側のダイビングビートルや、謎の刺客の操るストライクドッグと交戦している。なお、このときの携行火器は後述するMk-II同様、X-SAT-01ソリッドシューターである。 諸元スタンディングタートル形式番号 ATH-14-WP 分類 ヘビィ級アーマードトルーパー 所属 神聖クメン王国軍秘密結社 設計 コルヴェ星・ウットヘルト社 開発 コルヴェ星・ウットヘルト社 製造 コルヴェ星・ウットヘルト社 生産形態 量産機 全高 4.022 m(降着時は2.312 m) 乾燥重量 8.264 t 基本待機重量 8.511 t 装甲厚 5 - 15 mm 最大出力 320馬力300馬力(スワンピークラッグ使用時) 最大トルク 70 kg/m65 kg/m(スワンピークラッグ使用時) 巡航走行速度 40.0 km/h38.0 km/h(スワンピークラッグ使用時) 限界走行速度 51.0 km/h42.0 km/h(スワンピークラッグ使用時) メインコンピューター MCT-211-C マッスルシリンダー スレック方式1P-LK-S4 ポリマーリンゲル液 DT-MO 10.2HP/L2 PR液総量 190リットル 予備タンク容量 45リットル 標準交換時間 82時間 武装 アームパンチ11mm機関銃×2ハンディロケットランチャーフレイムスロウワー など 乗員人数 1名 搭乗者 ビーラーゲリラ兵士シグ・イヨール(ライトニングスラッシュ) ATH-14-WP スタンディングタートル クメン王国が交戦していた神聖クメン王国軍が使用していた、水陸両用タイプのヘビィ級AT。スタンディングトータスをベースに製造されており、約40分の水中行動が可能。脚部に普通のグライディングホーイルと「スワンピークラッグ(湿地用グライディングホイール)」と呼ばれるかんじき状の湿地帯走行装置を装備し、状況に合わせて使い分けができる。供給元は秘密結社だが、本来はギルガメス軍の制式機である。標準火器は固定式の11ミリ機関銃2門にHRAT-23ハンディロケットガンだが、他にFAT-16フレイムスロウワー(火炎放射器)を携帯して民家を焼き払う描写もある。また、カンジェルマン宮殿ではアームパンチが標準装備されていない型も見受けられた。 劇中ではクメン編終盤でポル・ポタリアやブリ・キデーラがビーラーゲリラから本機を奪ってカンジェルマン宮殿への潜入に利用したほか、OVA『機甲猟兵メロウリンク』ではスヌークの部下達がカスタマイズを施した機体を使用している。 テレビシリーズ放送当時に1/24プラモデルが発売されていたが、金型の一部破損により再生産が実現せず、永らく幻のキットとされていた。2007年には破損していた部分の金型を新規に作り起すことで、再発売が実現した。 諸元スナッピングタートル形式番号 ATH-14-WPC 分類 ヘビィ級アーマードトルーパーカスタムモデル 所属 秘密結社 設計 秘密結社 開発 コルヴェ星・ウットヘルト社 製造 秘密結社 生産形態 PS用カスタム機 全高 4.022 m(降着時は2.312 m) 乾燥重量 8.196 t 基本待機重量 8.481 t 装甲厚 5 - 15 mm 最大出力 380馬力360馬力(スワンピークラッグ使用時) 最大トルク 82 kg/m78 kg/m(スワンピークラッグ使用時) 巡航走行速度 50.0 km/h42.0 km/h(スワンピークラッグ使用時) 限界走行速度 59.0 km/h48.0 km/h(スワンピークラッグ使用時) メインコンピューター MCM-1MXII マッスルシリンダー スレック方式2P-LJ-S4 ポリマーリンゲル液 DT-MH 12.8HP/L2 PR液総量 190リットル 予備タンク容量 45リットル 標準交換時間 74時間 武装 アームパンチ11mm機関銃×2ハンディロケットランチャー 乗員人数 1名 搭乗者 イプシロン ATH-14-WPC スナッピングタートル クメン王国編で登場。スタンディングタートルをベースにしたPS用カスタム機で、イプシロンが搭乗する。青い機体だったので、アッセンブルEX-10の傭兵たちからはブルーATと呼ばれた。外見こそ色違いのスタンディングタートルだが、中身はまったくの別物である。武装はトータス同様、胴体固定の11ミリ機関銃2門と手持ちのHRAT-23ハンディロケットガンを携帯する。 宇宙用にMk-IIの計画もあったがストライクドッグの開発により、その後どうなったかは不明。当時発売されていたタカラのトイではパーツ組み換えでMk-II(商品名は「スペースアサルト」)、もしくは「スナッピングトータス」とでも言えるST型に換装できるようになっていた。 名称は英語でカミツキガメの意。 諸元スタンディングトータスMk-II形式番号 ATH-14-SA 分類 ヘビィ級アーマードトルーパー 所属 ギルガメス軍秘密結社 設計 コルヴェ星・ウットヘルト社 開発 コルヴェ星・ウットヘルト社 製造 コルヴェ星・ウットヘルト社 生産形態 量産機 全高 4.022 m(降着時は2.312 m) 乾燥重量 8.305 t 基本待機重量 8.305 t 装甲厚 6 - 15 mm 最大出力 300馬力 最大トルク 65 kg/m 巡航走行速度 44.0 km/h 限界走行速度 68.0 km/h メインコンピューター MCT-211-CFII マッスルシリンダー スレック方式1P-LK-S4 ポリマーリンゲル液 DT-MS 11.5HP/L2 PR液総量 110リットル 予備タンク容量 20リットル 標準交換時間 80時間 武装 アームパンチ11mm機関銃×2ハンドミサイルランチャー 乗員人数 1名 搭乗者 秘密結社パイロット ATH-14-SA スタンディングトータスMk-II 地上戦用のスタンディングトータスを元に、宇宙戦用に再設計したもの。背部に突撃用ブースターと、機体各所に姿勢制御ロケットを備える。これも本来はギルガメス軍用の機体だが、劇中では秘密結社のみが使用。なお、本機に限らず、両肩へ6連装ミサイルポッドSMAT-32を2基装備したトータス系ATをグランドファイアータイプと呼ぶ。 劇中では宇宙編(戦艦X編)に登場。テルタイン所属のAT隊主力として活躍したが、クエント編以降には未登場。推力の大きさから有重力下の惑星サンサでも短時間の空中戦も可能。武装は胴体固定の11ミリ機関銃2門、手には主にストライクドッグと同型のX-SAT-01ソリッドシューターを携帯するが、サンサでは大型の8連装HMAT-38ハンドミサイルランチャーを手にイプシロンを支援し、第38話ではストライクドッグを乗り捨てたイプシロン自身も、脱出のために搭乗する。 [目次へ移動]
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