ニコンF5とは? わかりやすく解説

ニコンF5

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 06:52 UTC 版)

ニコンの銀塩一眼レフカメラ製品一覧」の記事における「ニコンF5」の解説

1996年平成8年10月発売ニコン初めて多点測距オートフォーカス採用されるとともに色情報と被写体までの距離を計算含めて測光する「3D-RGBマルチパターン測光」が採用され測光精度の向上が図られた。F一桁機で初め露出調整などの操作がコマンドダイヤル式になり、軍艦部液晶表示部備えたのも特徴。 3D-RGBマルチパターン測光使用できるレンズは、DタイプレンズとGタイプレンズのみで、AiAi-sAi-P改造Ai、DとG以外のオートフォーカスレンズ装着した場合には機能しないレンズCPUレンズ場合RGBマルチパターン測光として機能しそれ以外中央部重点測光として機能する。コマンドダイヤル式のためオートフォーカスレンズ使用時には1/2段や1/3段の露出調節が簡単確実にできるようになったニコンF4違いデフォルトでは非Aiレンズ装着することはできないが、メーカーAi爪可倒化改造受け付けており、改造を施すことにより非Aiレンズマウントし、絞込み測光にて撮影できる。 他の機種ではオプションであることが多いバッテリーパックボディと完全に一体化し、さらにモーター効率よく配置するなどして最高8コマ/秒の連続撮影が可能となっている。電池消耗してフィルム巻き戻しができるよう手動巻き戻しクランク併設されている。 同時期のニコンF100カタログ上のスペック変わらないことから価格差に疑問を持つユーザー多かったが、シャッターモニター機能搭載しておりシャッター切られる度に速度を測って誤差修正する機能付いている等スペック現れない部分への配慮強化はされている。また、シャッター耐久ニコンF410万回から15回へと引き上げられた。コマ送りニコンF100のように電気的に送るのではなく機械的に送り、非常に高い精度確保していることもニコンF5の強みといえるNASAスペースシャトル計画でも船内船外使用されている。1999年にはスペースシャトルディスカバリー潤滑剤以外ほぼ市販品そのままのニコンF5が、2001年にはコダックによりデジタルカメラ仕様改造されたニコンF5本体ニッコールレンズなどが搭載された。 マニュアルフォーカス性能ニコンF4同等とされていたが、実際にファインダー倍率がやや低い。これをユーザー側から指摘されたため、ニコンカタログ表記スペック改めるという一幕もあった。 1999年平成11年デジタル一眼レフカメラニコンD1シリーズ発売される報道関連での主力急速にデジタルへと移行し2006年平成18年をもって生産終了した

※この「ニコンF5」の解説は、「ニコンの銀塩一眼レフカメラ製品一覧」の解説の一部です。
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