RGBとは? わかりやすく解説

アール‐ジー‐ビー【RGB】

読み方:あーるじーびー

red-green-blueコンピューター利用される色の表現形式の一。光の三原色である赤(red)、緑(green)、青(blue)を組み合わせて表現する


RGB

(Red)、緑(Green)、青(Blue)の略。カラーテレビジョン三原色であり、最も基礎となる映像信号

アールジービー (RGB)

カラーテレビジョンの色を構成する3原色のこと。Redは赤、Greenは緑、Blue青色画面上の1点の色をR、G、Bの組み合わせ作りだすが、組み合わせてできる色はRのみで赤色、Gのみで緑色、Bのみで青色、R+Gで黄色、R+B赤紫B+Gで青緑、R+G+Bで白、R、G、Bの全て光らないときに黒となる。

RGB

フルスペル:Red Green Blue
読み方アールジービー
別名:RGBカラーモデルRGB color model

RGBとは、ディスプレイ画面で色を表現するために用いられる、赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)の3色のことである。これらの組み合わせによってあらゆる色を表現することができる。

RGBの各色ごとに明るさ調節されることで、様々な色と様々な明るさの色が表現される表現できる色数は、各色に割り当てられ容量によって異なり例えば各色に2ビット割り当てられる64色、4ビットでは4096色、8ビットになると16777216色が表現可能となる。

RGBはまた光の3原色とも呼ばれ、各色を重ねるごとに明るい色になり、3色を等量混ぜ合わせる白色となる。そのためRGBによる色の表現加法混色とも呼ばれるちなみにディスプレイなどの発光体発色によく用いられるRGBに対して印刷などによく用いられるCMY(あるいはCMYK)と呼ばれるカラーモデルがあり、こちらは減法混色呼ばれる

画像のほかの用語一覧
色表現:  明度  モアレ  PANTONE  RGB  RGBA  RGBW  ラスタライズ

RGB


光の三原色(RGB)

絵の具などの「色の三原色」は赤、黄、青だが、光の場合は赤、緑、青の三色(RGB)。これらを適当な割合混合すると、理論上ではすべての色を表現できることになる。
光の三原色


RGB

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/17 05:36 UTC 版)

加法混合の例。スクリーンに原色の光を投影すると、光が重なったところが二次色になる。三原色の光が適度な割合で混ざると白になる
RGBカラーモデルのカラーホイール。
スペクトル

RGB(またはRGBカラーモデル)とは、の表現法の一種で、 (Red) (Green) (Blue)の三つの原色を混ぜて幅広い色を再現する加法混合の一種である。RGBは三原色の頭文字である。歴史的にはブラウン管(CRT)から始まり、現代では液晶ディスプレイ(LCD)や有機ELディスプレイ(OLED)の色の表現方法のひとつとして、またスマートフォンパソコンなどの内部の画像再現に使われている。

同様の表色系に「RGBA」というものもある。RGBに透明度を表すアルファチャンネル (Alpha) を加えたものであり、RGBを用いた異なる表現法である。アルファチャンネルは画像を重ね合わせて合成する際などに使われる補助的なデータである。

RGBカラーモデル自体は、「赤」・「緑」・「青」とは測色学(colorimetry、比色法)的にどのような色を意味するかを定義していない。赤・緑・青の三原色を測色学的に厳密に定量化した場合、sRGBやAdobe RGBなどさまざまな色空間(RGB色空間)が定義される。ここでは、RGBカラーモデルを使う異なるRGB色空間に共通した概念や、かつて電子工学分野で使用されていたカラーモデルについて説明する。

加法混合における原色

色度図上のsRGBカラートライアングル。三角形の頂点がSRGBで定義される赤・緑・青の三原色に当たり、中央に白色点 (white point) がある(ここでは「D65」という白色が使用されている)。パソコンのディスプレイで正確に表示されるのはこの三角形の範囲内のみで、三角形の外は実際には再現されていない

どのような色を「原色」として選択するかは、人間の生理学的特徴と関係する。より適切に選ばれた光の波長をもつ三原色は、網膜にある三種類の錐体細胞(すいたいさいぼう)それぞれに色刺激として働きかけ、それぞれの種類の錐体細胞からの反応の差を最大化させ、より大きな色域を表現することができる。

もっとも淡い白色からもっとも鮮やかなスペクトル色までを示す「色度図」内において、三原色として選ばれた色を頂点にした三角形をカラートライアングル[1]といい、三原色が表現できる色域の広さと関係する。

可視光線にはさまざまな波長の光がさまざまな割合で合成されているが、人間の錐体細胞はそれぞれある特定の波長の範囲に最大限反応するようになっている。ひとつは長波長(L、黄色付近)、ひとつは中波長(M、緑色付近)、もうひとつは短波長(S、紫色付近)である。これら三種類の錐体細胞からの刺激を大脳が組み合わせて、光の色が認識される。たとえばオレンジ色の光(波長577ナノメートルから597ナノメートル)が目に入り網膜を刺激すると、長波長に反応する錐体細胞と中波長に反応する錐体細胞が興奮するが、短波長に反応する錐体細胞はほとんど興奮しない。これら三種類の錐体細胞の反応の差を大脳が分析し「オレンジ色」と結び付けられる。

三原色を測色学的に定義してできるカラートライアングル内の色のみが加法混合で再現される。カラートライアングルをいかに大きくするか、いかに必要な色の範囲をカバーするか、再現に使われる物質にかかるコストなどから、様々な組み合わせの三原色が構成されてきた。

RGBとディスプレイ

RGBによる写真をR,G,Bに分解したところ。雪の白は、強い赤・緑・青の合成になっている
液晶ディスプレイのピクセル。オレンジと青が表示されている(右半分)。左半分はその拡大

RGBカラーモデルを使用している一般的な例は、ブラウン管液晶ディスプレイプラズマディスプレイなど、コンピュータテレビの映像表示に使われるディスプレイであろう。画面を構成する各ピクセルは、コンピュータやグラフィクスカードなどによって赤色・緑色・青色の明度 (Value) として表現される。これらの数値はガンマ補正によって、表現したい輝度でディスプレイ上に表示されるような輝度 (intensity) や電圧に転換されている。

適切な赤・緑・青の輝度の組み合わせで様々な色が表現される。2017年現在で典型的なディスプレイは一つのピクセルに24ビットまでの情報を使用している。これは8ビット分を赤・緑・青にそれぞれ割り当てることで各色相 (hue) ごとに256通りの明度や輝度を与えることができる。このシステムにより、16,777,216通り(2563もしくは224)の色相 (hue) ・彩度 (saturation) ・明度 (value) が特定できる。

ビデオエレクトロニクス

RGBはビデオ技術で用いられるコンポーネント映像信号に使われる。ここでは、3つのケーブルと端子にそれぞれ赤・緑・青の信号が割り当てられている。また同期信号のためにもう一本ケーブルを使う時もある。ビデオ信号のタイミングには、もともとモノクロームビデオ信号のために使われた規格であるRS-170 やRS-343を修正したものが使われている。RGBビデオ信号は、SCART端子には最適の規格であるためヨーロッパではビデオほかテレビ周辺機器に広く使われているが、それ以外の地域ではS端子が使われRGBビデオ信号は一般にはあまり使われない規格である。しかし、コンピュータのモニターには全世界的にRGB信号が用いられる。

非直線性

ガンマ補正により、コンピュータ機器による色出力の際の輝度は、ふつうイメージファイルのR・G・Bの明度の比率とは異なる。明度0.5は、輝度0(最小)から輝度1.0(最大)の半分に非常に近いが、(0.5, 0.5, 0.5) を表示する際のディスプレイ上の輝度はふつう(標準的な 2.2-gamma のブラウン管・液晶ディスプレイで)、(1.0, 1.0, 1.0) を表示する際の50%の輝度ではなく、わずか22%ほどの輝度である[2]

プロの使用する環境下

高度な専門家などが映像・画像を制作・編集・出力する環境下では、色の適切な再生には、制作・編集の過程で使用される全機器において正確に色を合わせるためのカラーキャリブレーション(color calibration、色補正、色較正)を必要とする。この結果、制作・編集過程において色の一貫性を保証するため、機器依存の色空間の間での透過の変換などが行われる。しかし制作過程でデジタルイメージが様々な機器を経由しそのたびに変換されることで、イメージの色域が削減されるなどの劣化が起こる。このため、オリジナルのデジタル化画像の色域が広いほど、視覚的な劣化なく処理する方式が求められる。プロの機器やソフトウェアは色域の濃度を高めるため、48bpp(ピクセル当たり48ビット、RGBの各チャンネル当たり16ビット)の精細な画像を扱えるようになっている。

数値表示

立方体上にマッピングされたRGBカラーモデル

RGBカラーモデルにおける色は、赤・緑・青の各要素がどれだけ含まれているかで記述することができる。各要素は輝度最小(闇)から輝度最大までの範囲を持つ。もし各要素とも最小なら、表示結果は黒になる。もし各要素とも最大なら、表示結果は白になる。

これらの色はいくつかの方法で数量化できる。

  • 色彩の研究者は、分析する個々の色を赤・緑・青に分解しそれぞれの要素の明度を0(最小)から1(最大)の間に置く。つまり、1ビットである。多くの色は、これらの明度からなる数式で表現できる。たとえば輝度最大の赤色は、この表示方法を使えば、 1,0,0(赤・緑・青の順)となる。
  • 色の明度はパーセンテージでも表現できる。最小は0%、最大は100%となる。輝度最大の赤は、100%,0%,0%となる。
  • 色の明度は0から255までの256個の数字でも表現できる。最少は0、最大は255となる。これは各要素の明度を8ビット(1バイト)以内に収めたうえで十進数で表したもので、コンピュータにおける色の表示によく使われている。このモデルを使えば輝度最大の赤は255,0,0となる[注 1]。この明度の幅は他と比例していないが、非直線性のガンマ補正スケールには比例する。
  • 0から255までの数字は16進法でも表される。16進法は、赤・緑・青の順に「0・1・2・3・4・5・6・7・8・9・A・B・C・D・E・F」の16文字の英数字が使われ、最初に#を付け、16進数2桁ずつで色を表現している。1バイトの情報は十六進数で二桁で表示できる。最少は0、最大はFFとなる。輝度最大の赤はFF, 00, 00となる。またHTMLでは#FF0000と短縮される。

24bpp(ピクセル当たり24ビット)でエンコードされたRGB明度は、赤・緑・青の輝度を示す三つの8ビット符号無し整数(8-bit unsigned integers、0から255まで)で表せる。たとえば次の画像はRGB立方体の三面を開いたものであるが、その上の色は次のように表される。

yellow
(255,255,0)
lime
(0,255,0)
cyan
(0,255,255)
red
(255,0,0)
blue
(0,0,255)
red
(255,0,0)
magenta
(255,0,255)

これは「full-range RGB」という変換方法を用いている。full-range RGB は各原色ごとに8ビットを用いるため、各原色の明度を白から黒まで256通りに表示できる。ただしガンマ補正のため、256段階の数字は等間隔の輝度にはならない。またデジタルビデオのRGBはフルレンジではない。その代りビデオRGBはITU-R BT.601(放送局用)などのエンコード規格を用いている。

この24ビットカラー (24-bit color)、および32ビットカラー (32-bit color) は「トゥルーカラー」(Truecolor) と呼ばれる。その他、256色までしか表示できない8ビットカラー (8-bit color)、16ビットのハイカラー (16-bit color : Highcolor)、Adobe Photoshopなどで使われる48ビットカラー (48-bit color) などがある。

メモリ領域

圧縮されていない画像に使われるメモリの領域は、画像のピクセル数および各ピクセルの色深度によって決定される。24ビットカラーの画像では、24ビット×ピクセル数の数値が、その画像の情報量となる。これをバイトに換算するには、8で割る必要がある(8ビット=1バイト)。

640ピクセル×480ピクセルのサイズの画像の情報量:

24 × 640 × 480 = 7,372,800 ビット

7,372,800 / 8 = 921,600 バイト(921.6 キロバイト)

15ビットカラー・16ビットカラー

24ビットカラーのほか、1ピクセルあたり16ビットの輝度の情報を割り当てる15ビットカラー16ビットカラー(Highcolor、ハイカラー)もあり、一般的な色彩の表現のためには十分な色数を表示できる。この場合、赤・緑・青の各色当たり5ビットずつが使われる(555 mode、555モード)。合計15ビットのほか、緑は人間の目がもっとも反応しやすい色であるため、緑にもう1ビット分の輝度の情報を加え合計16ビットとする(565 mode、565モード)こともある。

32ビットカラー

1ピクセルあたり32ビットの情報を使う32ビットカラーは、表示の正確さにおいてはほとんど常に24ビットカラーと同じである。24ビットモードに比べ、1ピクセル当たりあと8ビットの情報を使うことができるが、これはほとんどの場合使用されない。32ビットモードが存在する理由は、現代のハードウェアは2の乗数のバイト数に整列されたデータには、整列されていないデータよりも速いスピードでアクセスできるためである(32=25)。

48ビットカラー

48ビットカラー(48ビットモード)は1ピクセルの三原色それぞれに16ビットの情報量を当てるもので(それゆえ、16ビットモードと呼ばれることもある)、1ピクセル当たり48ビットの情報がある。このモードでは三原色のそれぞれに対し輝度は65,536段階で表現できる。48ビットカラーは、Adobe Photoshopなどプロ向けのソフトウェアで使われており、画像処理を繰り返した場合の画像の誤差蓄積による劣化を防ぐことができる。

脚注

注釈

  1. ^ なお、半分の輝度を表す場合は127(または128),0,0となる

出典

  1. ^ R. W. G. Hunt (2004). The Reproduction of Colour (6th ed. ed.). Chichester UK: Wiley–IS&T Series in Imaging Science and Technology. ISBN 0-470-02425-9 
  2. ^ Steve Wright (2006). Digital Compositing for Film and Video. Focal Press. ISBN 024080760X. https://books.google.co.jp/books?id=IpSRykrRamgC&pg=PA265&ots=psmPVWAJtK&dq=display+gamma+2.2+0.5&sig=eVscoBjp0EZoGsLSVtMNkZtuRyI&redir_esc=y&hl=ja#PPA265,M1 

参考文献

関連項目

外部リンク


R・G・B!

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/19 08:52 UTC 版)

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R・G・B!
ジャンル 読者参加企画
ラブコメディ
小説:R・G・B!
著者 あごバリア
イラスト 鈴平ひろ
出版社 アスキー・メディアワークス
掲載誌 電撃萌王
連載期間 2007年12月号 - 2012年8月号
刊行期間 2007年10月26日 - 2012年6月26日
巻数 1巻(以下続刊)
話数 全27話
漫画:R・G・B!
原作・原案など あごバリア
作画 シロガネヒナ
出版社 アスキー・メディアワークス
掲載誌 電撃萌王
レーベル 電撃コミックス
発表号 2010年2月号 - 2012年2月号
発表期間 2009年12月26日 - 2011年12月26日
巻数 全2巻
話数 全13話
テンプレート - ノート

R・G・B!』(あーる・じー・びー)は、イラストレーター鈴平ひろ とシナリオライターあごバリア、『電撃萌王』(アスキー・メディアワークス)のコラボレーションによる読者参加企画ならびにその派生作品である。

概要

鈴平ひろと『電撃萌王』の担当者が、Webと連動しつつ展開を仕掛ける作品をやりたいという話をしたことから企画がスタート。怪盗と魔法少女のコンセプトなどは鈴平が作ったが、1人で絵と話を行うのは無理と鈴平は判断し、シナリオをあごバリアが担当することとなった。[1]

あごバリアによるキャラクターノベルと鈴平ひろによるイラストレーションが、隔月刊誌『電撃萌王』2007年12月号よりスタート。魔法少女である志木三姉妹の翠、浅緋、藍が主人公。第2話以降は浅緋、藍、翠が順にヒロイン(第18話で志木橙夏も加わる)となり、従兄弟である志木白斗との萌える日常生活が展開される。

当初は公式モバイルサイトから配信される「魔法&怪盗サイド」がメインであり、『電撃萌王』に掲載される「日常サイド」はサブ的な位置付けになるはずだった[2]。しかしモバイルサイトでの本編掲載は1話にとどまり、後にコミックで補完してもらう形となる[2]

第5話が掲載された2008年8月号以降は、読者参加企画として前号に掲載された3種類のストーリー展開(最後の方は衣装選び)の中から、アンケートハガキやWeb、モバイルの公式サイトを通じて投票を行い、最も多かった選択肢によるノベルが掲載されている。なお選ばれなかった2つの選択肢については、どのようなストーリー展開にするつもりであったかというあごバリアの解説が公式HP内ブログ「R・G・B! バックヤード」に掲載されている(ただし、第15話まで)。選択肢の内容はいずれも、誌上に掲載される季節にちなんだものとなっている。

2009年2月号は休載。理由は、年6回の連載を三姉妹で順番に回すと、登場する季節が毎年同じになるため、それをずらすためである[2]。2012年8月号で完結した。

公式モバイルサイトでは、過去の掲載作品ならびに本編1話を有料で読むことができる。

『電撃萌王』2010年2月号からはあごバリア原作、シロガネヒナ画によるコミックの連載が始まり、2012年2月号まで連載された。三姉妹および従姉妹である志木橙夏による魔法少女としての活躍が中心となっている。ただし、全ての魔法を集めるまでに至らないまま、完結している。

2012年3月26日に発売された『電撃おとなの萌王 Vol.01』(アスキー・メディアワークス)には、特別編『R・G・B! X-rated!』が掲載された[3]

ストーリー

志木白斗は両親の海外転勤に伴い、山吹市に住む親戚の志木家に居候することとなった。10年ぶりに出会った翠、浅緋、藍の三姉妹。しかし三姉妹は、実は魔法使いであった。三姉妹は、曾祖父で魔法使いであった志木金治が残し、死後は行方知れずとなっていた魔法のアイテムを回収し続けていた。しかしその事実を白斗は知らない。

登場人物

志木 浅緋(しき あさひ)
17歳。誕生日:7月21日。身長159cm。A型。3サイズB82(C)/W58/H83。
志木三姉妹の次女。私立七ツ橋学園(ななつばしがくえん)高等部2年D組。肩に触れない程度の赤い髪が特徴の元気者。顔立ちは整っているが、やや童顔。イメージカラーも赤。
世話好きの頑張り屋で、志木家の家事をほとんど担当している。運動神経は抜群だが、勉強は苦手。意地っ張りなところがあり、同い年の白斗にはよく勝負を挑んでいるが、料理と掃除以外は負け続きである。明るいが男っぽい性格のため、白斗からは異性としてあまり意識されていない。その可愛い容姿から男子人気は高いが、本人は気付いていない。
その意地っ張りな性格のため、白斗のことを異性として見ないようにしてきた。しかし第19話で本心に気付き、白斗の好みとなるよう、髪を伸ばし始める。
魔法アイテムの回収では前線を担当。本物の魔法を使うことはできないが、浅緋が持つ「ジュエル」に封じ込められた魔法をクリアが呼び出して浅緋に憑依させ、魔法の意識と浅緋の意識をシンクロさせる「憑依魔法」により、魔法を使用することができる。
キャラクターノベルの第27話(最終回)では、白斗からの告白を受ける。
志木 藍(しき あい)
15歳。誕生日:11月13日。身長146cm。AB型。3サイズB75(A)/W53/H78。
志木三姉妹の三女。私立七ツ橋学園中等部3年C組。膝裏まで届く青くて長い髪をツインテールにしている。冷静そうな顔立ちだが、身体は小柄で未成熟。イメージカラーは青。
人見知りが強く、言葉や表情を素直に表せず、その分好意を態度で示そうとしている。誰よりも早く家へ帰り、帰ってきた人にお茶を淹れている。そのため、友人との付き合いは少ないが、周囲も理解している。趣味・特技は美味しい紅茶を淹れること。口調は時に毒舌。胸が小さいことを悩んでいる。
白斗のことは兄のように慕っていたが、徐々に異性として意識するようになる。また白斗のことが絡むと周囲が見えなくなり、暴走することもしばしばである。第21話では、白斗とのデートの最後に、ファーストキスを捧げている。
三姉妹の中では唯一、本物の魔法使い。しかし魔法アイテムの回収では後方支援を担当している。
4ヒロインの中では最も人気が高く、白斗とのデートの相手を決める第21話の投票では1位に輝いている。
志木 翠(しき みどり)
18歳。誕生日:5月6日。身長162cm。O型。3サイズB87(E)/W59/H82。
志木三姉妹の長女。私立七ツ橋学園高等部3年B組。背中まで伸びた緑色の長い髪が特徴。知性を感じさせる優しい瞳を持った美少女。IQ180の天才少女だが、運動神経は壊滅状態。イメージカラーは緑。周りの女性陣がうらやむほど、スタイルが良い。
普段はおっとりとしており、天然な受け答えが多い。時には計算高い行動をとることもあるが、家族に対する愛情は強い。ただその方向は、時々ハプニングへ結びつく結果となっている。昔から弟がほしかったため、白斗にはベタ甘であり、いつも抱きついては世話を焼いている。家事は全くダメで、料理は腹を壊すことがすでに前提となっている。学園での人気は非常に高いが、男性には興味がない。
白斗のことは弟としか見ていないが、ときに異性として見ている言動もしており、その本心は不明。
魔法アイテムの回収では、後方で頭脳労働を担当している。また、回収した魔法からジュエルを作り出す作業を、藍の力を借りて行っている。
志木 白斗(しき はくと)
17歳。誕生日:7月21日[4]
ノベルの主人公。両親の海外転勤により、親戚である志木家へ同居することとなり、私立七ツ橋学園高等部2年D組へ転校する。眼鏡をかけた理知的な瞳が特徴。三姉妹とは10年前に一度出会ったきり。
勉強もスポーツもそつなくこなすのだが、面倒事には手を出さない。ただし小さいころから従妹の橙夏が勝負を挑んできたため、それに応えようと陰では努力を続けてきた。普段はボーっとしているが、空気を読む能力には長けており、ここぞという時に手を貸したり声を掛けたりするため、女性人気は意外と高い。
魔法のことについては何も知らない。ただ、魔法の事は嫌っている。その理由はコミック第2巻で明かされるものの、具体的背景は不明のままである。
志木 橙夏(しき とうか)
白斗と同い年で幼馴染の従妹。後に白斗を追い、私立七ツ橋学園高等部2年D組へ転校する。態度や言葉遣いが丁寧な、文武両道容姿端麗の美少女。翠より少し胸は小さいが、スタイルは抜群。三姉妹とは10年前に一度会ったことがある。
白斗とは家が近所であり、白斗の両親が仕事で留守のときは橙夏の家へ預けることが多かったため、白斗とは兄妹のように一緒に過ごしていた。負けん気が強く、小さいころから白斗と張り合って全ての事で勝負を挑んできた。しかしほとんどの場合は白斗に負け続けたため、いつかは勝とうと常に努力を続けてきた。その思いはいつしか恋に変わっていき、周囲もそういう視線で見ていた。
志木家の分家ではあるが魔法の事を知っており、三姉妹とは別に魔法のアイテムを回収し続けていた。サポートマスコットである黒三郎を通じ、魔力を弾に変えた拳銃が武器。
コミックではcarat.2から登場するが、ノベルでは白斗が過去を思い出す形でのみしか登場せず、実際に登場したのは第15話からであり、第18話で転校して白斗と再会する。
他のヒロインたちと違い、白斗のことを異性として好きであると公言している。
クリア
三姉妹のサポートマスコット。コミック版のみの登場。魔法使いである志木金治が作り出した三体のサポートマスコットの一つで、伝達やバックアップを担当する。白いウサギのぬいぐるみの姿をしているが、額には大きな紅い宝石が埋め込まれている。浅緋が魔法の封じ込められているジュエルを宝石にかざすことで、クリアはその魔法を浅緋に憑依させる(インストールする)ことができる。
ブラック
志木橙夏のサポートマスコット。コミック版のみの登場。魔法使いである志木金治が作り出した三体のサポートマスコットの一つで、魔法の強化を担当する。黒猫のぬいぐるみの姿をしており、額には宝石が埋め込まれている。橙夏は「黒三郎」と呼んでいる。
残り一体は出てこないまま、コミック版は完結している。
山野 紫(やまの むらさき)
白斗や浅緋のクラスメイト。両親はマーケットを経営。バレンタインデーの手作り義理チョコレートを競売するなど、本人の夢は未来の豪商。頼めばなんでも手に入れてくるが、手に入れるまでのプレミアもしっかりと値段に含んでいる[5]。黄太の事は「おーたん」、白斗の事は黄太に合わせて「はっくん」と呼んでいる。
藤 黄太(ふじ おうた)
白斗や浅緋のクラスメイトでクラス委員。転校初日から白斗の事を気にかけ、いつしか白斗の友人となる。白斗の事は「はっくん」と呼んでいる。真面目な性格だが、冗談が通じないところがある[6]。特技は、何でも一気飲みできること。
志木 金治(しき きんじ)
三姉妹や白斗、橙夏の曾祖父である偉大な魔法使い。故人。約50年前までの志木家の当主。山吹市(当時は村)の大地主でもあった。魔法によって多くの人を幸せにしたいと、様々な力を持った魔法を憑依させた道具を次々に生み出した。金治の死後は魔法の存在を知らないものたちによって売り払われ、山吹市の各地に散らばっている。
金治はこれらの道具が、魔法を知らない人間からの無意識に浴びせられる微力な魔力をためこみ、いつしか暴走することを予想し、魔法を回収するための手段として三体のサポートマスコットを準備していた。志木家の本家であり、魔法使いの血筋を引いている三姉妹はクリアからそのことを聞き、魔法の道具(アイテム)を回収することを始めた。

単行本

  • 『R・G・B!』第1巻:2010年12月18日発売 ISBN 978-4048701938
    • コミック版とノベル版の2冊セット。コミック版は『電撃萌王』2010年2月号-12月号掲載分、ノベル版は『電撃萌王』2007年12月号-2009年4月号(2009年2月号は休載)掲載の第8話までと、橙夏にスポットを当てた書き下ろし「オレンジは白い花のもとに実って」を収録。
  • 『R・G・B!』第2巻:2012年2月27日発売 ISBN 978-4048864015
    • コミック版のみ。『電撃萌王』2011年2月号-2012年2月号掲載分を収録。

脚注

  1. ^ 萌王ブログ (2010年10月27日). “第1巻発売記念! あごバリア×鈴平ひろ、『R・G・B!』を大いに語る”. 2012年10月31日閲覧。
  2. ^ a b c あごバリア×鈴平ひろ 最終回記念スペシャル座談会、『電撃萌王』(アスキー・メディアワークス)2012年8月号、56頁。
  3. ^ 萌王ブログ (2012年3月24日). “鈴平ひろ×あごバリアの『R・G・B!』がX-ratedに!? そのほか、「もえコロ」や『けもがん』も限界突破の増刊「おとなの萌王」”. 2012年10月31日閲覧。
  4. ^ 浅緋と同じ日。第27話で判明。
  5. ^ R・G・B! バックヤード (2009年1月23日). “浅緋と白斗のクラスメイト噂話 「山野紫」編”. 2011年1月8日閲覧。
  6. ^ R・G・B! バックヤード (2009年2月6日). “浅緋と白斗のクラスメイト噂話 「藤黄太」編”. 2011年1月8日閲覧。

外部リンク


RGB

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/17 09:06 UTC 版)

色空間」の記事における「RGB」の解説

詳細は「RGB」を参照 RGBは一般に加法混合表現するのに使われる。RGBは、それぞれ(red) 緑 (green) 青 (blue) の頭文字である。光の三原色であり、数値を増すごとに白くなる反対に数値を減らすごとに黒くなるコンピュータモニタ用いられるのも、このRGBである。 視覚上では、色は光の三原色に近い、3波長対応した網膜錐体細胞受け取って知覚される。これには若干個人差があり、また実際問題として純粋な3波長用意することが難し場合が多いため、混色系の色空間にはさまざまな種類のものがある。さまざまな表色系存在するが、それぞれの表色系ごとに、赤・緑・青基準定められている。 コンピュータ表示可能な色数は各ピクセルに何ビット情報割り振るかにより決定される。ほとんどの人間の目識別可能な限界必要な情報はRGB各8ビット(計24ビット)の16777216色とされフルカラートゥルーカラー呼ばれる1990年代前半頃までビデオメモリ高価なこともあり表示色は2色やRGB各5ビット(計15ビット)の32768色などに限られていた。画像編集において編集過程での劣化考慮してRGB各16ビット(計48ビット)などより多ビットで扱うことがある。 「RGBでは人間知覚できる色をすべて表現できる」と説明されることがあるが、これは若干誤解を含む。これについてはXYZ詳述sRGB 国際電気標準会議 (IEC) が定めた国際標準規格一般的なモニタプリンタデジタルカメラなどではこの規格準拠しており、互い機器sRGB則った色調整を行なう事で、入力時と出力時の色の差異を少なくする事が可能になるAdobe RGB Adobe RGBアドビによって提唱され色空間の定義で、sRGBよりも広い(特に緑が広い)RGB色再現領域持ち印刷色校正などでの適合性高くDTPなどの分野では標準的使用されている。 DCI-P3 デジタルシネマ向けの広い色域(特に赤が広い)を持つ色空間Digital Cinema Initiatives提唱ITU-R BT.2020 BT.2020はBT.2100の下位規格であり、要求仕様はほぼ同等であるが、フルHDHDRには未対応である。フルHD映像用いられるBT.709拡張して策定されている。2012年制定され2015年更新された。 ITU-R BT.2100 Broadcasting servicetelevision2100省略名である。国際電気通信連合無線通信部門ITU-R)が2016年7月制定したフルHD2K)・4K8K解像度を扱うデバイス満たすべき仕様について国際規格である。デジタルシネマ色空間包含し実在する物体色の色空間のうち、99.9パーセント再現するまた、HDRにも対応し現実世界の光のコントラストより良く再現する現状では最も広い色空間である。BT.2020拡張して策定されている。

※この「RGB」の解説は、「色空間」の解説の一部です。
「RGB」を含む「色空間」の記事については、「色空間」の概要を参照ください。

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