ファイル監視
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/08 20:26 UTC 版)
tailには特殊なコマンド行オプション -f (follow) があり、ファイルの監視ができる。末尾数行を表示して終了するのではなく、表示後もファイルの監視を続ける。他のプロセスの処理によって新たな行がそのファイルに追加されると、tail は表示を更新する。これは特にログファイルを監視するのに便利である。以下のコマンドはmessagesの最後尾10行を表示後、messagesに新たな行が追加される度にそれを表示する。 tail -f /var/adm/messages 監視中のtailを停止させるには、CTRL-Cを押下する。このコマンドは&を付けてバックグラウンドで実行することもできる(ジョブコントロール)。 また、類似オプションとして-F (follow) が設けられているものも存在する。-fはコマンド起動時に開いたファイルを監視するが、-Fは開いたファイルのinodeを監視し、inode番号の変化を検出すると、ファイルを開き直す。以下のコマンドは前例同様messagesの最後尾10行を表示後、messagesに新たな行が追加される度にそれを表示する。 tail -F /var/adm/messages 前者との違いは、/var/adm/messagesがローテートされると、前者ではローテートに伴う移動先のファイル(例えばmessages.1など)を監視しつづけるのに対し、後者では/var/adm/messagesを監視しつづける点である。
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