年数
『ノートル=ダム・ド・パリ』(ユゴー)第2編6「壺を割る」 詩人グランゴワールは、街のならず者たちに捕まって絞首刑を宣告される。しかし、美しいジプシー娘エスメラルダが「グランゴワールを亭主にする」と言うので、彼は釈放される。結婚期間を定めるために、グランゴワールが壺を地面に投げつけると、4つに割れる。彼はこれから4年間、エスメラルダの亭主になることが決まった。
『変身物語』(オヴィディウス)巻14 巫女シビュラは、手にすくった砂粒の数と同じだけの年数を生きられるよう、アポロン神に願う。しかし若さを保つという願いを忘れ、また、アポロン神の求愛をしりぞけたため、しだいに老衰する。ローマ建国の祖アイネイアスが冥界訪問をする折、巫女シビュラに道案内を頼んだが、その時点で彼女は7百歳の老婆になっており、さらにこのあと3百年生きなければならなかった。
『創世記』第41章 「よく肥えた7頭の雌牛を、痩せた7頭の雌牛が食い尽くす。よく実った7つの穂を、干からびた7つの穂がのみこむ」という夢を、エジプトのファラオ(パロ)が見る。ヨセフが「7年の大豊作の後に、7年の飢饉が来る」と夢解きをする。ヨセフのおかげで、エジプトは豊作の間に食糧を蓄えて飢饉に備えることができた。
『封神演義』第27回 姜子牙(=太公望)は渭水で釣りをしていたが、釣り糸の先の餌は水面から3寸も上にあった。西伯侯姫昌(=周の文王)が来て姜子牙と問答し、彼を軍師として迎える。姫昌は姜子牙を車に乗せて曳き、280歩あるいて梶棒を落とし、449歩あるいて尻餅をついた。これは、周王朝が280年続いて一旦挫折し、すぐ再興してその後449年続くことを示していた。
『イリアス』第2歌 アカイア(=ギリシア)の水軍がトロイアへ出撃すべく集結した時、大蛇が現れて鈴懸の樹に登り、梢にいた雀の母鳥と8羽の雛を食ってしまった。皆が驚いていると、予言者カルカスが「大蛇が、母鳥と雛、あわせて9羽を食ったごとく、われわれも9年の歳月を戦い、10年目にトロイアを攻め落とすであろう」と占った。
「年数」の例文・使い方・用例・文例
- 個別償却は、資産ごとに耐用年数を決め、個別的に減価償却の計算を行う。
- 残存価格は、ある資産の減価償却で法定耐用年数を過ぎた後に残る価値のことです。
- 年齢在職年数を基準とした報奨はもはや日本で安定的なものではなくなった。
- 法定耐用年数は省令に規定されている。
- 退職所得税の率は退職者の勤続年数によって異なる。
- 私は年数回、料理教室に通います。
- あなたの勤務年数を教えてください。
- 退職金は勤続年数と職能により加算されます。
- このダムの建設にはかなりの年数がかかりそうだ.
- 新制度の実効が顕われるまでには多少の年数を要する
- 大砲の耐久年数
- どのくらい日数(年数)がかかるか
- 年数を経る、年数が経つ
- 年数を経るに従って基礎が堅くなる
- 年数を経ている
- その事ありしより年数を経ている
- 年数を経た今日となっては事実を確めることは不可能である
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