悪徳商人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/18 09:43 UTC 版)
悪代官に賄賂を渡したり、武器・罠開発を行う商人。正義の味方と相手をする悪代官に対してアドバイスも行う。企業グループ経営者であり、携帯電話を持ち歩いている。より儲けを得ようとして行った開発や商売の失敗が原因で、または悪代官以上の悪行を平気で行なった事によって、悪代官がとばっちりを食うトラブルメーカーでもある。その際はよく悪代官に刀を向けられる。 大黒屋金次(だいこくや きんじ):吉川一矢 『1』に登場。大黒屋第十三代支配役。丁稚から出世し、大黒屋を大きく成長させる。常に営業スマイルを絶やさないが極悪人である。より多くの儲けを得ようとした結果、地上げ、反対派住民の島流し、殺人、違法登録、吉原騒乱罪、違法建築物の建造、大仏の無断改造、エジプト王家の墓荒らし、住居不法侵入及び不法占拠等様々な事件を起こす。作中での悪事のほぼ全てが大黒屋によるものであり、代官はとばっちりを受ける一方である。通信教育を受けているが、第四級陰陽師の資格を取ったり、真剣白羽取りを成功させたりなど、凄まじい技術を会得する。 腹黒主水之介助兵衛が正義に目覚めた後は、その息子を誘拐し、羽流家の養子にして新たな悪代官「羽流内匠頭助兵衛」として育てさせた。40年後が舞台である『2』では既に故人。 弁天堂菊蔵(べんてんどう きくぞう):吉川則男(現・吉川拳生) 『2』に登場。危険な香り漂うナイスミドル。幼くして大黒屋に丁稚として弟子入りし、一人前の悪徳商人に育てられた。師である大黒屋以上の悪人であり、気に入らない者は容赦無く抹殺する(それが原因で日本とアメリカの国交は断絶する事になる)。マグナム44やトミーガンを愛用するガンマニアで、マグナム44を片手で撃つ事が可能。代官に対しても陰口を叩いたり時折タメ口になる事もある。 一応、設定では大手企業大黒屋の社員だったが、38歳の時に社内ベンチャー制度に応募して弁天堂を立ち上げ、CEOに就任したということになっている。大黒屋亡き後、悪徳商人として結託しつつ羽流内匠頭助兵衛を守っていた(その割には彼を危険な目にばかり遭わせていたが)。 恵比寿屋金蔵(えびすや きんぞう):プチ鹿島 『3』に登場。自らの活動を「コバンザメ活動」と称しており、虎の威を借る狐に徹している小悪党。他の二人ほどの過激さは見受けられないものの、幅広く事業を展開しており、人体改造などの非道な行為にも手を染め、場合によっては悪代官すら裏切るなど、過去の商人にも劣らぬ悪人ぶりを見せる。 システムの変更上、今作ではゲーム内にも積極的に登場する。返り討ち中にもアドバイスを行い、ミニゲームでは操作キャラになる事もある。 『CR悪代官』にも悪徳商人として登場するが、役者が弁天堂を演じていた吉川拳生に変更されており、設定や性格も弁天堂に準じたものとなっている(通信教育が趣味という大黒屋の設定も受け継いでいる)。
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