軍刀を使う戦技
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/28 09:19 UTC 版)
日本軍では剣道などの武道を奨励したが、道場で両手持ちの竹刀を使う競技用の剣術であるため、現状に合わせた剣術が求められた。 軍刀を使う戦技として、陸軍戸山学校は明治期に片手軍刀術を、大正期に両手軍刀術を制定した。武道家が考案した流派としては、台湾出兵・西南戦争に従軍した隈元実道が編み出した振気流や、第一次世界大戦の青島の戦いに従軍した大島治喜太の片手軍刀流がある。 昭和期には陸軍戸山学校で短期速成的な軍刀操法が制定された。この軍刀操法は太平洋戦争後、戸山流という名称の居合道となり、民間に普及した。 海軍は陸戦主体でないため、陸軍に比較すれば熱意は低かったが、昭和期に軍属の高山政吉が考案した高山流抜刀術が指導されていた。
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