1年Q組
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 00:06 UTC 版)
相生 祐子(あいおい ゆうこ) 声 - 本多真梨子 人気投票:3位 元気で明るい性格の16歳。通称「ゆっこ」。作中では苗字かこの通称で呼ばれることが多く、祐子と呼ばれている場面はない。血液型はA型・RH(-)、星座は山羊座。茶色のショートヘアで中背。一人称は「私」。 感情豊かでお調子者な性格のムードメーカー。基本的にツッコミ気質であるが、その行動は大抵空転し突っ込まれるボケ役に陥ることも少なくない。一人でいるときも様々な悩みから心の中で葛藤を繰り広げている。意識的、無意識に関わらず突拍子もないおかしな行動を取ることがあるが、他人に見られて恥ずかしいという気持ちはあるようである。普段は朗らかで相手に何を言われても明るく受け流すが、直接「バカ」と言われると切れるスイッチが入り毒舌を振るう。なのがロボットだと気づいている様子だが、「一人の人間」として受け入れるなど、実はとても器の大きい性格の持ち主である。 運動神経は良いが勉強嫌いで成績は悪く、宿題をよく忘れるため高崎先生も手を焼いている。作中では廊下に立たされていることも多い。おやじギャグが好き。 クラスメイトのみおや麻衣と仲がよく、学校外でも一緒に出かけたりと行動を共にする機会が多い。 チッさんという名の猫(声 - 今野宏美)を飼っており、小屋には「無我」と書かれている。 単行本10巻にて新種の鳥を2羽、生物を1匹を発見。 未来では海外にいるらしく、頭にターバンを巻いた軍服のような姿で登場する。 長野原 みお(ながのはら みお) 声 - 相沢舞 人気投票:5位 ゆっこの親友。一人称は「私」。瞳は青色で、水色の髪の毛を左右両側で小さな木製キューブの髪留め(300円/23話参照)で縛っている(キューブ付きのゴムではなくキューブの中央付近から髪が出ている)。この髪留めは高校の合格祝いに姉であるよしのから贈られたもの。また、ゆっこが居眠りのときに見る夢では古代兵器を復活させるアイテム「ウッドキューブ」となっており、みおの髪留めから先の「しっぽ」と並んで、作中でのギャグや漫画のネタ、プレゼント企画にまで利用されている(後述)。ときどき色の濃い靴下を着用する。 ゆっことは逆に勉強は出来るがスポーツは苦手。ゆっこはみおに高跳びを教える際にかなり手を焼いていた。しかし運動神経は人並み以上にあり、本人曰く「ルールが絡むとダメ」。 普段は基本的に友人思いな性格の常識人であり、心の広さや包容力も持ちあわせているが、食べ物や自分の描いた漫画関係においては容赦しなかったり、調子に乗りすぎたゆっこに本気でキレて暴言を吐いて大喧嘩したりと、しっかりと裏表のある人間らしい性格をしている。暴走するゆっこや麻衣に対するツッコミ担当であるものの、みお自身が暴走することも多い。ゆっこと一緒になって不幸や珍事に巻き込まれたり、奇妙な遊び等に興じたりすることもある。また、作中ではシュールな変顔描写や怒り等で叫ぶシーンが最も多いキャラでもある。 ボーイズラブ系の漫画を好む、いわゆる腐女子。自分でも漫画を書いており、「長野原大介」というペンネームで雑誌に投稿もしているなど、割と本格的に漫画家になることを夢見ている。漫画を書いている事に関して初期はその内容から他人にバレないようにしており、誰かに見られた際には撃沈を繰り返していたが、後にゆっこたち友人に打ち明けることとなる。 笹原に惚れており、その思いの大きさは彼の奇行・言動を作中において割と常識人であるはずのみおに感じさせないほど。乙女チックな妄想に花を咲かせることもある。笹原がみさとと腕を組み歩いている姿を見たときは激しく動揺、放心、心身喪失状態に陥り暴走した。 数量限定のケーキを購入する、非常に長い商品名のコーヒーをスラスラ注文することができる、カレーにはマヨネーズをかける派と公言している等、飲食にこだわりがあるような面も見受けられる。お化け屋敷は苦手。 時定第九小学校出身。中学時代は「ながのん」というあだ名で呼ばれており、髪型は普通のおさげ髪だった。ゆっこや麻衣とは高校入学後からの付き合い。 未来では漫画家ではなくイラストレーターになり、アシスタントが付く程に成長している。きっかけは漫画家新人賞の応募先である『甘楽出版社』コミック部ではない部署(おそらく連載小説を扱う部署)に届けられたこと。『CITY』では超メジャー作家になっている。 水上 麻衣(みなかみ まい) 声 - 富樫美鈴 人気投票:6位 頭の良い優等生でゆっこやみおの親友。黒髪のロングヘアで眼鏡をかけており、目は多くの場合眠たげな半開。 無表情かつ口数も少ないが、豪快なボケを平然と実行し、周囲をどこまでも翻弄する問題児。特にゆっこ相手には容赦ない強烈なボケを連発するが、逆にゆっこの無茶ぶりにも付き合うことがある。非常にマイペースであり、基本的に人に言われた通りのことはせず、やりたい放題に振舞う。 仏像が好きという一風変わった趣味がある仏女で、校長からもらった小さい木製の弥勒菩薩像を大切にしている。また、自身でも一から仏像を彫り起こせるほどの技量を持ち、大木で彫ることもできる。仏像の他には読書が好きで、自分の家や教室はおろか友人の家でもよく本を読んでいる。 作中で運動が得意かどうかは明記されていないが、腕相撲でゆっこを何度も瞬殺するなど、身体能力の高さは垣間見られる。また、絵を描くことが上手く様々な絵柄を器用に使い分けることができるが、普段は仏像を中心にシュールな絵を描く。教室では眠っていることも多い。 ゆっことは同じ中学出身。アラスカからの帰国子女で、中学三年の時にゆっこのクラスに転入してきた。当時から性格は変わっておらず、積極的に友人を作るタイプではなかったようだが、ゆっことは席が隣であったため何度も話しかけられるうちに親しくなった。また、当時の髪型はショートヘアーだった。 他人にあまり関心を示さないが子供は好きらしく、一人で東雲研究所に行った時は自分で彫った大威徳明王像をはかせにプレゼントしようとしたり、はかせを喜ばせるためサメの絵を非常に丁寧に描く姿が見られた。また無表情である事が多く感情の起伏がわかり辛いが、はかせに対しては一喜一憂を見せたり、本を読んで感動で涙を見せる場面もある。 動物も好きであり、家では猫と2匹の犬を飼っている。 未来では保育士をしている模様。見た目もショートヘアに戻し、表情も柔らかくなる等大きく変化しているが、中身は相変わらずである。 東雲 なの(しののめ なの) 声 - 古谷静佳 後述の東雲研究所の項を参照。 安中 榛名(あんなか はるな) 声 - 佐土原かおり 人気投票:12位 黄色のショートヘアで、頭の上の赤い大きなリボンが特徴の女子。口癖は「えー!?」。 ギャグシーンでボケ役や珍事態に翻弄される役回りの常識人。趣味はクラスメイトとのおしゃべり。近所で開催される催し物に無邪気に参加するが、その度に理不尽な目にあう。催し物に限らず、安中の楽しみにしている事に対しては、ほぼ毎回非常識な事態が待ち構えている。 ゆっこの催眠術にかけられ暴走した際は結果的に中之条と付き合っているという噂を流された。 桜井に「リボンが大きすぎる」と指導を受けたときには、軽いノリでその場をやりすごすなどちゃっかりした一面もある。 景品に釘を刺して取れなくしている祭りの悪質露店で射的をするが、景品の茄子を弾で破壊して釘を露出させて店主に抗議すると、店主に逆ギレされて2度と来るなと言われる。 中之条 剛(なかのじょう つよし) 声 - 山本和臣 人気投票:14位 金髪のモヒカン頭が特徴の男子。年齢は15歳で一人称は「僕」。出席番号は12番(アニメ版では23番)。田中と仲が良い。安中と同じく、損な役回りを受けることが多い。合気道を習得している。 特徴的なモヒカン頭は親から遺伝してしまった「横から髪が伸びない体質」のため。またこの髪型のせいで、不良と勘違いされることもある。不幸な目に遭い、何度か頭がスキンヘッドになってしまった時期もある。 見た目に反して普段は大人しく真面目な性格。夢は科学者で、非科学的な事を否定するために片道8時間かけて恐山のイタコに会いに行ったり、近所の寺に訪問して住職にカマをかけようとしたりするなど意外と行動的。ゆっこの催眠術をエンターテインメントの一種だと馬鹿にしたり、幽霊やUFOを見たというような言動をされると自分がからかわれていると思い込み怒る一面もある。また、小鳥の巣を作ってやるなど優しい面もある。 家業の大福屋を継がされそうな気配のため父親に反抗している。 田中(たなか) 人気投票:21位 声 - 山口浩太 黒色のアフロヘアーが特徴の男子。霊媒体質で、性格はお調子者。中之条と仲が良い。 アフロヘアーの中はどら焼きが入っていたり鳥が住み着いていたりすることがある。アフロは自毛ではなく個性を出すために着用しているカツラ。自毛の髪型は少し長めの天然パーマである。おいしい所を持っていくので、ゆっこや高崎先生から「田中のヤロー!」と突っ込まれる。8巻から9巻の途中まではアフロが小鳥の巣の代わりになったため地毛で過ごしていた。
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