【要撃戦闘機】(ようげきせんとうき)
Fighter Interceptor (FI)
航空自衛隊においてかつて存在した戦闘機の名称。
該当する機体はF-15J、F-4EJ、F-104J、F-86F/Dなど。
「要撃」と「邀撃」は若干意味が異なるが、おおむね同じ「迎え撃つ」という意味であり、戦前には「邀撃」という表現が多かった。
しかし、戦後に「邀」の字が常用漢字から外されてしまったことが影響してか、戦後には「要撃」の方が多く用いられるようになり、自衛隊の戦闘機は「要撃戦闘機」と呼ばれるようになった。(公文書でもこちらのみが使用されていた)
その後、2000年代に入って防衛省は全ての戦闘機をマルチロールファイターとする方針に転換し、2004年に改定した防衛大綱にて「要撃」「空中支援」の区別を廃止して「戦闘機」に一本化。
これにより、公的にこの名称が使われることはなくなった。
関連:支援戦闘機
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