HTML5のXML構文
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/06 03:15 UTC 版)
「Extensible HyperText Markup Language」の記事における「HTML5のXML構文」の解説
HTML5をXML構文で記述したものは、しばしばXHTML5と呼ばれるが、WHATWG の標準仕様の中ではこの語は用いないことが明言されている。 HTML5をXML構文で記述するための仕様も、HTML5仕様の中で定義されている。そのため、HTML5のXML構文はHTML5の一部である。しかし、HTML5の仕様ではXML構文とHTML構文の間には違いが多く、単に「HTML5」「HTML5ドキュメント」と言う場合には、HTML構文によるもののみを指すことが多い。そのため、実用上はHTML5のXML構文はHTML5と別のものとして扱われることがある。 以下にHTML構文とXML構文の違いをいくつか挙げる。 HTML構文の場合は要素名は固定だが、XML構文の場合は要素の名前空間が "http://www.w3.org/1999/xhtml" に属していれば接頭辞付きが許される(XHTML1.x以前には、文書型宣言にモジュールを追加することで接頭辞を付けることを可能としていたが、基本的には許されなかった) HTML構文では限定的なSVG, MathMLの拡張しか行えないが、XML構文では名前空間を用いて制限なく拡張ができる(以下の例ではxml:id属性を利用している) 従来のHTML/XHTMLで許されていたDTDを用いた文字参照が不可能となった(HTML5はもはやSGMLに基づいていない)。 上記のような違いによってHTML構文と見た目が大きく異なるXML構文の文書として、以下のような例が考えられる。
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