IBM 610
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/16 23:41 UTC 版)
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キーボードを備えたIBM 610の制御装置 | |
別名 | IBM 610 Auto-Point Computer |
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開発元 | ジョン・レンツ、コロンビア大学ワトソン研究所での研究の一環として |
製造元 | IBM |
種別 | パーソナルコンピュータ |
発売日 | 1957年 |
標準価格 | 55,000ドル (月額1,150ドル(アカデミック460ドル)) |
出荷台数 | 180 |
リムーバブルストレージ | 紙テープ |
重量 | 800ポンド (360 kg) |
次世代ハード | IBM 1620 |
IBM 610オートポイントコンピュータ (IBM 610 Auto-Point Computer) は、卓上計算機しかコンピュータの経験がないような一個人が使用するコンピュータという意味で、最初のパーソナルコンピュータの一つである[1]。それはキーボードによって対話的に制御された。このマシンの主な設計者はジョン・レンツ (John Lentz) で、コロンビア大学のワトソン研究室での研究の一環として行われた[2]。
IBM 610は1957年に発売された[3][4]。オフィスに簡単に収まるほど小さく、重さは約800ポンド(360kg)であった[5]。特別な電源装置や空調設備を必要とせず、普通のオフィスで使用できるように設計されていた。真空管、磁気ドラム、紙テープ読取機とさん孔機を使用した。入力はキーボードからで、出力はIBM電動タイプライターで、毎秒18文字で行われた。これは、キーボードから制御された最初の (最初ではないにしても) コンピュータの1つであった。「オートポイント」という用語は、浮動小数点演算で小数点を自動的に調整する機能を意味していた。
価格は55,000ドルで、月額1150ドル (アカデミック460ドル) でレンタルすることもできた。合計180台が製造された。これは遅くて制限されたコンピュータであり、一般にはIBM 1620で置き換えられた。
参照項目
脚注
- ^ “IBM Archives: IBM 610 Auto-Point Computer” (英語). www.ibm.com (2003年1月23日). 2020年10月23日閲覧。
- ^ “IBM 610 - The First Personal Computer”. www.columbia.edu. 2020年10月23日閲覧。
- ^ Inc, Ziff Davis (1984-03-06) (英語). PC Mag. Ziff Davis, Inc.. pp. 84
- ^ Peddie, Jon (2013-06-13) (英語). The History of Visual Magic in Computers: How Beautiful Images are Made in CAD, 3D, VR and AR. Springer Science & Business Media. pp. 176. ISBN 9781447149323
- ^ Weik (1961年3月). “IBM 610”. ed-thelen.org. 2020年10月24日閲覧。
外部リンク
- “IBM 610 documents”. www.bitsavers.org. 2020年10月24日閲覧。
- “IBM 610 Auto-Point Computer History 1957 - Rare Look - IBM's First Personal Computer?”. YouTube. 2020年10月24日閲覧。
「IBM 610」の例文・使い方・用例・文例
- 最初の通貨スワップ取引はIBMと世界銀行の間で行われた。
- 彼は IBM への就職口をものにした.
- 少しだけIBMと提携した
- IBMのメインフレーム・コンピュータはビジネス社会における主力商品である
- IBMは100台のコンピュータの注文を受けた
- 彼はIBM株を市場価格で100株買った
- 同行はまた,顧客サービスやデータ分析業務の強化のため,IBM社が開発した人工知能システム「ワトソン」の導入を検討していることも発表した。
- イタリア人の画家で、宗教的主題の現実的な描写と、彼の光の新しい使い方で有名(1573年−1610年)
- 1589年から1610年までのフランスの王
- 1610年から1643年までのフランス王で、リシュリュー枢機卿の助言を重用した(1601年−1643年)
- タワーが完成すると,高さ約610メートルとなり,世界一高いタワーになる。
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