Interior Gateway Protocolとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Interior Gateway Protocolの意味・解説 

Interior Gateway Protocol

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/11 16:02 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

Interior Gateway Protocol (IGP) は、IPネットワークにおいてAS内部での経路情報の交換に利用されるルーティングプロトコルの総称。ベンダーフリー実装である、RIPOSPFIS-ISがある他、シスコシステムズ独自実装であるIGRPEIGRPが利用されている。

IGPの種類

距離ベクトル型ルーティングプロトコル

距離ベクトル型ルーティングプロトコル英語版は「ベルマン–フォード法」(アルゴリズム)を使用する。 これらのプロトコルでは、各ルータは、完全なネットワーク・トポロジーに関する情報を持たない。 これらは、ほかのルータとの距離値(DV: distance value)を計算してアドバタイズする。また、ほかのルータからも同様にアドバタイズを受信する。 これらのルーティングアドバタイズを受信すると、各ルータは、自身のルーティングテーブルに組み入れる。 次のアドバタイズサイクルでは、ルータはルーティングテーブルから更新された情報をアドバタイズする。 安定した値に各ルータのルーティングテーブルが収束(ネットワーク)英語版するまで、このプロセスが継続される。

これらのプロトコルのは、収束が遅い欠点がある。

距離ベクトル型ルーティングプロトコルの例:

リンクステート型ルーティングプロトコル

リンクステート型ルーティングプロトコル英語版では、各ルータは、完全なネットワーク・トポロジーに関する情報を持っている。 各ルータは、独立してトポロジのローカルな情報を使用し、ネットワーク内のすべての可能な宛先に、各ルータからの最良のネクスト・ホップを計算する。 最良のネクスト・ホップの集合は、ルーティングテーブルを形成する。

これは、隣のルータと各ノードが共有してルーティングテーブルを作成する「距離ベクトル型ルーティングプロトコル」とは対照的である。 「リンクステート型ルーティングプロトコル」は、ノード間でやり取りされる唯一の情報は、接続マップを構築するために使用される情報である。

リンクステート型ルーティングプロトコルの例:

ハイブリッドルーティングプロトコル

ハイブリッドルーティングプロトコルは、「距離ベクトル型ルーティングプロトコル」および「リンクステート型ルーティングプロトコル」の両方の機能を持っている。 一例として、Enhanced Interior Gateway Routing Protocol (EIGRP)がある。

関連項目

  • EGP
  • 距離ベクトル型ルーティングプロトコル
  • リンクステート型ルーティングプロトコル



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Interior Gateway Protocol」の関連用語

Interior Gateway Protocolのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Interior Gateway Protocolのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのInterior Gateway Protocol (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS