Network_Information_Serviceとは? わかりやすく解説

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エヌ‐アイ‐エス【NIS】


NIS

フルスペル:Network Information Service
読み方エヌアイエスニス

NISとは、Sun Microsystems社によって開発されサービスであり、ネットワーク上のコンピュータによって、ユーザーIDパスワードなどの情報一元管理することを目的としている。

2010年12月現在、NISは大部分UNIX系OS標準装備されており、事実上業界標準地位確立している。開発当初、NISは職業別電話帳意味するYPYellow Pages)という名前で呼ばれていたが、著作権の問題生じたことを受けて現在の称へ改められた。

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UNIX:  MkLinux  named  NetBSD  NIS  NeoKylin  OPENSTEP  OpenBSD

ネットワーク・インフォメーション・サービス

(Network_Information_Service から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/14 18:21 UTC 版)

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ネットワーク・インフォメーション・サービス(Network Information ServiceNIS)は、ユーザ側の端末機器とサービス提供者の中央コンピュータをデータ伝送網で接続しデータ処理を行わせるサービス[1]

サン・マイクロシステムズにより開発され、ネットワーク上のコンピュータ間でユーザのアカウント情報やホスト名の情報などを共有し、配布するためのシステムである。初期は、電話帳を意味する「イエローページ」という名前であったが、商標などの問題から改名された。その名残でNISのコマンド名は、ypで始まる。

NISはクライアントサーバ型のディレクトリサービスプロトコルの一種であり、アカウント情報やホスト名情報以外にも、複数のコンピュータで共有すべき各種情報を一元管理することが可能である。

NISのライセンスは他のUNIXベンダーにも提供されている。異なるプラットフォームが混在した環境での運用も可能である。

後継としてセキュリティを強化したNIS+が開発されたが、こちらは普及せず消滅の方向にある。

NISのコマンド

  • ypinit
NISサーバ、クライアントの初期化
  • ypcat
NISマップの一覧表示
  • ypmatch
NISマップの特定のエントリの検索
  • ypwhich
NISサーバ名の表示

脚注

  1. ^ 昭和53年版 通信白書”. 総務省. 2019年11月10日閲覧。

関連項目



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