SCO UNIX/SCO Open Desktop
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/01 06:49 UTC 版)
「OpenServer」の記事における「SCO UNIX/SCO Open Desktop」の解説
SCO UNIXはマイクロソフトのXENIXのSanta Cruz Operation派生の後継として登場したもので、UNIX System V Release 3.2にXENIXのデバイスドライバやユーティリティを統合したものであった。1989年、SCO UNIX System V/386 Release 3.2.0がSCO XENIXの後継製品としてリリースされた。基本OS製品にはTCP/IPネットワーク機能やX Window Systemは含まれておらず、追加料金を払えばアドオンパッケージとしてこれらの機能を利用できた。その後間もなく、SCOはアドオンパッケージを含めた製品をSCO Open Desktopの名前でリリースした。1994年、追加のSMPパッケージであるSCO MPXがリリースされた。 同じころ、AT&TはXENIX、BSD、SunOS、UNIX System V Release 3の機能を統合したUNIX System V Release 4を完成させた。SCO UNIXはUNIX System V Release 3ベースのままだったが、Release 4の新たな機能のほとんどを吸収していった。 1992年にリリースされたSCO UNIX 3.2v4.0とOpen Desktop 2.0には、長いファイル名とシンボリックリンクのサポートが追加された。1995年のリリースでOpenServer Release 5.0.0と名前を変え、ELF実行形式と動的共有ライブラリのサポートが追加され、カーネル構造の多くが動的となった。
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