Tetranitromethaneとは? わかりやすく解説

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テトラニトロメタン

分子式CN4O8
その他の名称TNM、Tetranitromethane
体系名:テトラニトロメタン


テトラニトロメタン

(Tetranitromethane から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/24 06:29 UTC 版)

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テトラニトロメタン
IUPAC名テトラニトロメタン
別名TNM
分子式CN4O8
示性式C(NO2)4
分子量196.04 g/mol
CAS登録番号[509-14-8]
形状白色固体
密度1.6377 g/cm3, 固体 (21.2 °C)
融点13 ℃
沸点125.7 ℃
爆薬としての性質
爆速6,400 m/s, 仮比重 1.65
トラウズル値56
危険性

テトラニトロメタン (tetranitromethane, TNM) とは、爆薬の一種。固体。

性質

定容燃焼熱: 89.6 kcal/mol

エタノールエーテルに可溶。水に不溶。シクロプロパン誘導体や不飽和化合物により、黄色を呈する。

用途

ロケットの液体酸化剤として検討されたことがあったが、非常に感度が高く危険性が高すぎるために、ほとんど使われることがなかった。

芳香族ニトロ化合物や可燃性の物質を混合するときわめて爆発力の強い混合物が得られる。しかし、あまりにも不安定なので実用になることはほとんどない。毒性も著しく、工業的に使われることはまずないだろう。一部に特殊なニトロ化剤として極少量使われることがあるが、それですらも数十gの混合物が爆発して、何人も死傷者を出した事故があることからこの化合物を使った合成法は極力避けるべきである。 利用法の一つとして、たんぱく質のニトロ化剤がある。

製法

アセチレン白色発煙硝酸との反応でトリニトロメタンと共に生成する。トリニトロメタンと、混酸を共に加熱してニトロ化しても得られる。純粋なものはヨードピクリンに亜硝酸銀を作用させて得る。

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